kikuyamaru's blog

こちらにはノンジャンルの長文などを書いています。

「ひいろ」つれづれ

2017/4/11-15 浅草六区 ゆめまち劇場
「ひいろ~HIROになる時?それは今!」
一般4000円(+1Drink)

キャスト一新での再演だそうです。HIROはこのつづりでいいんだって。
主演は「関根裕介(横浜見聞伝スター☆ジャン)」
…というクレジットになってますけど、これで中央寄せすると、真ん中に横浜見聞って文字が来る。へんなのw。
ふつうこれ劇団名とかが来るところですよねえ。なんだかそういう力学なんですね。
で、見てきましたつれづれを、横浜見聞(というかセキネ)目線にて。
2回目以降見てなんか追加することがあったら追加します。
ネタバレありっちゃーあり。
ややどうでもいいことから書いてゆくので、これから見る人はその間に引き返してくださーい。

(※4/16全日程分追記しました。4/17写真追加。更新失敗して一部記述が消えちゃったかも。元のを覚えてない。)

4/11 初日
雨。終わって劇場出たら、晴れ。あはは。出来すぎてる。

席は下手、平場の中ほどで、壁を背に。
この位置だと下手の袖に死角があります。
難しいんだよな、この劇場。何度か縁がありましたが、ぜったいここが当たりって席はないの。。

客入れBGMゴジラ、ずーっとゴジラww。
幕間(まくあい)は昭和ライダー。同席した人がストロンガーかからないかなと待つも、ライダーアクションとライダーマンの歌までかけて1号からきっちり順番を追うラインナップなため、10 分では行き着かない。7番目だからな。
幕間にとあるキャストさんが席に来てくれました。そういうシステムなん?

ここから本編。

まず文句。
最初の歌舞伎風の殺陣で、手がなんか違うーと思ってしまって苛立つ。受け手がかなあ。
(生意気言うなって?かぶき見てる歴だけは長い。きになる。へんなんや。)
マイク、終始不調。入れるのか入れないのかはっきりせい。なくても良さそうな人もいるが、ないとダメそうな人もいる。
あと、休憩入るアナウンスはあったほうがよくない?
以上、文句。

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主役。赤也。関根さん。さすが酒飲みが似合う(先入観)。
思ったよりオッサンに作ってきましたね。濃い。
赤也の化粧が汗でとれてきてだんだん素が見えてくると、若返ってきてしまう。
そのほうがかっこいいからいいか。
最初から最後まで忙しいですね。関根さんの何でもやる感っていうのはいつもなんだけど、なんでもやるの中身が相当量、裏なのでw。
今回は表でど真ん中で何でもやるだからね。見える。よくはたらくなあって言ってもらえるような働きをしてると思います。
いつもなんでもやってるのだって、見えさえしたらどんなにかほめてもらえるだろうになあって思う。
そういうことの中身も役に入っている。
輪組とか、腰がいたいとか
年下の子たちをどう扱うかとか。
普段ご当地ヒーロー(と準備と片付け)を眺めながらよく見ているエッセンスです。
ヒーローってどんなものか、親ってどんなものか、仲間ってどんなものか。
表に見せるもの、見せないもの。伝えるとは。
赤也は、実体験と、日頃ヒーローとしての役作り中に見つけたものが入り混じって、途中まで既にあるものなんじゃないかなあと思いますね。まー、よくこの役来たわ。

クロンジョ様は応援したくなる。
タイムボカンを祖としつつも絵柄的にはナディアの三人組を思い出します。しかし手下の2人はネーミングとコンビネーションがwwそっちかよ。
マスター。狂言回し的存在。説得力があるようなないような。
あおい(字が分からない。あとで確認する→「蒼」であった。)さんと長官にもう少しツヤがでるといいな。まゆちゃんかわゆし。
中盤、赤也とあおいが名実ともにコンビになったところにもうちょっと完成のハッタリがあってもいいかなと思う。
もっとヤッター!っていうカタルシスがほしい。

軽みのあるシーンでは間(ま)を誰が支配するかでテンポに差が出る感。
シーンの出来上がり図は客にもわかるんですよ。こういう絵に、こういう会話にしたいんだろうなあって。
もっといけるんではないだろうか。
後半は噛み合ってきて面白いです。
ギャグとか歌とかさまざまのモチーフはオヤジ向けというか、70年代生まれくらいかなあ。客層よりも上になるんじゃないですかね。紅蓮の必殺技とか何のことかわかります?
前に、某劇団でキン肉マンとかドラゴンボールとかわかんないと全然わかんないみたいなのがあって、結構置いてかれた経験があるんですけど、どうなんですかね。置いていかれませんか?私は今回のは断然わかるからいいんだけどさあ。

筋と人物の相関は上手に作ってあるなと思います。だいたい全部の人の背景がわかるし。人数と筋のバランスがちょうどいい。
赤対青の図式のなかで、パートナーの蒼がなぜ青なのか、は、序盤から何かあると思わせるものがある。
紫…はよくよく考えると、ああ、そうかと思いますね。
なんか、やっぱ、もう少しこっちが厚くなるといいかな。
ラストはね、そうじゃないとマズーですよね。まあそうなるよ。

アクション。巧緻については私はなんともいえん。
赤也はヒーローらしいカタチ、太刀裁き。
あと、常連の役者さんが劇場をよく知ってるんだと思います。うまく使ってる。群青さんの可動範囲の広さ。
同席のひとはアクション少ないって言ってましたね。私はそうでもないかなと思ったけど。
私どもはそういう畑なので、ダンスよりアクションを求めてしまう。
しかし、アクションをいれなきゃいけないから入れたアクション、だとつまんないですからね。
必然性のあるもの。たとえば連戦連勝の赤青コンビのイメージアクションとかあってもいいな。

マイク以外は思ったより初日感なく、出来上がっていた印象を受けました。
一字一句間違えずにという芝居でもないので伝わればいいんじゃないだろうか。
このさき、"がんばってんなー、さすがやな"、以上の感想をどれだけ持てるかが、お芝居としての面白さの部分にかかってくると思います。まだ見るよ。

**
チェキ1000円、全員チェキ2000円でした。終演後、客だしが終わってから撮影。時間的余裕要です。
考えてみると芝居4000円で見られるのにチェキ1000円てすごくない?毎度ご祝儀と思って撮るわけですが。こういうモノの値段はよく分かんねえな。

***

4/13 2日目。追記。

12日に1日休演日(ほかの演目の日)をはさみまして2日目。晴れですね。

最初の殺陣風タップ的なやつ、変わった?。

マイクとアナウンスも改善されました。

主役、噛み倒したと言うてましたが、芝居が繋がってればいいと思います。が、カーテンコールはほんとにかんでたな。(通常運転。)

席は、上手中程。中味がわかったので全体を見ることができるようになりました。あおいちゃんのダンスが挿入される意味とか、見えてきますね。

あと、関根さんは絡みがうまいな。(こんな褒め方どうかと思うけど。)

 

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初日も写真(チェキ)もらわずに帰ろうとして、今日も写真もらわずに帰ろうとしました

教えてくれた方ありがとう。

とったことで完全に終了した気分なんやな。

***

4/14 3日め。

席は14時上手花横。19時上手花道突端。

関根さんは14時回の方がすっきりした顔をしてました。出来もいまのとこベスト。ただし、ほぼマナブ☆ジャン。初日はもっとおっさんらしさを出してましたが。化粧も変えましたね。

スタージャンの劇中マナブくんは、そんなに一生懸命ヒーローをやっていない(いなかった)のですが、それを作る途中の本人の一本気さや、何年も変身して(※スーパーや幼稚園等でやるスタージャンのスーツアクターも関根さんがやるので)こどもたちと触れ合ってきて受け取ったものがみんなオモテに出ると赤也みたいになるんだろう。

いつも見聞(というのはスタージャンのショーのことです)に来てる人がちらちらと芝居に来るので、話してるときに、でも再演なんだよ、と言うと、他の人がやるのが想像できないって話になる。だって関根さんじゃんw。これは、普段☆に携わる関根さんを見てる人特有の見方かもしれませんね。

一方、ロビーである俳優さんと話していて、"関根さんは普段もあんなですか?"と他の人が言ったら、"楽屋では全然違いますよ。落差が激しいですね。"と言われる。そうやな。それもわかる。ひとはオモテだけではできてない。

 

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演出など。

昼回で、必殺技に紙吹雪(紙じゃないけど)追加。

夜回で、バーに赤也のサイン追加。うん。サインはあるわw。ヒーローって、サインするんだよ。あの文化面白いよね。イミわかんないもん。貰うけど。

ケツ子の部屋、前回ハッピーターン、昼サラミ、夜うまい棒。小ネタご苦労である。

長官の松川さんがエンジン掛かってきた感じです。

**

4/15 千穐楽 追記。 

土曜日につき、1時間はやめ。13時下手マット横、18時上手花道先。一度くらい上から…とも思ったのですが、脚がつかないし、もう連日の疲れで、あの椅子では2時間もたない…と思って、結局平場にしました。

twitterから

「ひいろ。
千穐楽。楽しかったよ。
作りごととわかった作りごとをそれとして楽しめる人のための作品でありながら、
その中に沢山の"実の世界"のことを込めたのがわかる。自分がひとつでもふたつでも多く汲み取れていればよいなと思います。
お疲れさまでした。」

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横浜の緑のヒーローを経た出力の部分は、おそらく、普通に見れば絵空事で概念的なお定まりの話なのだろうと思います。その内にあるものをアンテナに引っ掛けることが、うちら、横浜の"妖精さん"が客席にいるひとつの意味だろう。だから、他の人たちの感想とは全然違うだろう、と思う。

音楽や演出で仕掛けられたもののどれが響くかは素地によって全然違う。また、初回ではわからないものもある。芝居の前半はその傾向が強いのではないでしょうか。

隣りのテーブルのおじさまが幕間に「あんまりよくないな。面白かった?敵もあんまり怖くないし。」って連れの人に聞いてました。遅れてきてつまんねーこと言いやがると思いましたが、しょうがないっちゃーしょうがない。(まあ待てよ、コワいのはこれから出るからさあ。)それが帰るときには「近くで見るから面白いなー」ってお帰りになりました。誰にでもわかるのはそっちなんだよね。後半の面白さって、何を見てきたかとか関係ないもん。

舞台としてはできあがってきたのでしょう。楽のお遊びも少々あり。

あ、ケツ子さんのアタマからは今日はベビースターとヤクルトが支給されてたでござる。そのあとのフレッシュな2人のアレコレも毎回楽しみだった。何人か着替えがえらい大変だった方お疲れ様。

(4/17 add. 思い出したんやけどね、最後の回?赤也と蒼のトレーニング後の雑談で、初めて、蒼が赤也の話の内容に興味を示してました。そのほうがいいね。人間に惹かれてくる描写。萌えるよね。)

ラストの群青と赤也の立ち回りは、最終回が、セーブせずの大振りで見応えがありました。許されるなら見得も撮りたかった。

正直あちらがよければこちらをしくじるみたいなもんで、全体100点の回はなかったと思うんですけどね、

客をあっためられたかという意味では昼回がよかったし、

赤也が「勝ったぞ!」と言ってくれたエンディングの晴れやかさでは夜回。いい最終回だったんじゃないでしょうか。

これ、円盤化は版権的に微妙な気がするので、みんなで見られる、わいわい可能上映会とかどうですかね。もう一度見るなら話しながら思いを共有して見たいなあ。

ともあれお疲れ様。NEXT STAGE!

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