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kikuyamaru's blog

こちらにはノンジャンルの長文などを書いています。

やがては外す仮面と公然の中の人と

インディーズヒーローの中には、

a. いつ仮面を引っ剥がされても、いつSNSの向こうの顔を覗かれても本人であることが揺らがないレベルの「本人」

というのがいる場合があります。これは、まあ、少ないです。
正反対の位置にくるのが、

d.中の人が誰であろうが、キャラはキャラというやつ。

普通の人がイメージするヒーローショーなり着ぐるみなりはこっちかなと思います。

間にあるのが、

b. 顔は見せないけど、誰かが同じ仮面をかぶりつづけ、発信もしているケース。(中は公然の秘密から、全く見えない人まで。)

多かれ少なかれキャラが個人にくっついてるタイプですね。

個人でやってる場合、本人が引っ越すと、キャラも引っ越すことがあります。

個性ある独立の悪役もこのへんですね。

 

c. キャラと個人は別もので、キャラの担当、発信の担当が一応決まってるケース

(アクターと公式発信は同じ人の方式も違う人の方式もある。また中の人がわかるケースも隠されてるケースもある。)

c'. こそっと代役や交代もありのケース。

c". 発信担当だけ決まってるケース

c系は、チームでやってる場合など。

ご当地はこれが多いんじゃないですかね。同じキャラで続けていく必要がある場合。

担当が固定するほど、そのキャラとして何をするか(台本のないグリーティングなどもありますからね)が自分に依存するようになり、a,bに近くなります。

顔出しの役者とスーツアクターが基本同じみたいなケースもあります。この場合は"本人を演じる"ということになる。そのまま発信もするとかなりaに近くなります。ただ、役は役だからね。

 

**

深夜に、とあるインディーズヒーロー団体の代表が辞任したことが公表されました。

ここは、丁寧なショーやグリーティングをしながら"中の人などいない"に徹する人々のように見えていました。

しかし、この人は表に出て公然の中の人として発信しようとしたのかなあ。 

看板キャラをやっている人が団体の代表であったり、看板キャラからの発信がほぼ中の人というケースは少なくない。

でも現実と繋げちゃいけないキャラクターだっているのにね

辞任の理由は知らんけど、最近ざわざわしていましたね。

 

a,bとc,dの違いは、a,bはその人が降ろされたら、辞めちゃったら存続できない。(あるいはひとが変わってしまう。)

c,dは降ろされても続く。

そうでありながら普段から本人(本キャラ?)であることを余儀なくされるケースもある。逆に本人も言いたいし、みんな薄々知ってるのに、キャラと自分をごっちゃにしてはマズいケースもある。

全国に分身が一斉に出没し本物はテレビの中にいる「大手」、とは違うそんな葛藤を彼らは抱える。

演じ手の決まっているヒーローであっても、中の人が決まっている公式アカであっても、やがてははずす仮面と知りながら、その仮面の人であり続けること、自分そのものと仮面をしたときの自分とを客観視できること。そのさじ加減の難しさを思います。

演者とキャラクターを隔てる玻璃の仮面を常にこころに持つこと。それはおそらく必要なのだと思う。