kikuyamaru's blog

こちらにはノンジャンルの長文などを書いています。

離していいよね

動けない弥勒に対して唯一の動ける化身であるアーシュでありたいと書いてたのが4年前。

重みを感じているうちに手を離せば相手は倒れる。

離していいときを見極めるのが一度支えた責任という話を書いてたのが3年前。

本人が動けるなら、もう代わりに動かなくていいと書いてたのが2年くらい前になりますかね。

何があったのか覚えてませんが、たぶん重みを感じなくなったんでしょう。

もう、離して大丈夫だよね。

はじまりのシーズンのように沿道で眺めたりしながらいようと思います。

龍神伝説にっき

劇団スタージャン旗上げ公演

龍神伝説 -Another zero-

10/1-9(予定) 千本桜ホール

前売 4500, 当日 5000, 昼夜通し 7000, リピーター3500
※チラシでは10/1-10/7となっていますが、8,9が追加されました。

役名/俳優名
三浦栄太郎/阿比留大樹、三浦神那/八田麻美、三浦大胡/椙本滋、濱尾護/関根裕介、
荘野緑子/宮本京佳、兵藤嵐/諸星直、都筑京/松林早紀(A)森實りこ(B)、星乃雪滴/近藤輝、
アガタ/内山眞人、濱尾愛/皆瀬祐希(A)櫻井美咲(B)、亀生田滋慶/西岡歩、辰峰安虎/本間匠(A)玉井直哉(B)、瀬谷宗一/貝原順二、吹鳴/西原杏佳、氷湖/一之瀬サクラ、伯愛/しいななな、緑陰/心優、唄/蒼姫あゆみ、山吹紅葉/村咲るな(A)遠藤萌絵(B)

スーツアクト:Team ARROW-S、齋藤颯人

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スタージャンの名前を掲げて募集していた劇団の旗上げ公演です。(たぶんな)

 

世界という言葉があります。
お岩さんの話は忠臣蔵の世界。桜姫は隅田川助六は曾我の世界の話である。
郭で遊んでた助六が実は曾我五郎(そがのごろう)で、工藤見つけた、仇討ちじゃーってなるんですよ。
そういう意味でのスタージャンの世界と、浦島太郎の世界の話であろうと思います。

 

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見に行くたびになんか書きます。

公演中

公演後

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ネタバレあります。ひきかえせ。

 

ひきかえす猶予を与える間に、感染対策について書いておきましょう。

席数20プラスαで、1列に4人か5人。左右1席空け程度の椅子配置です。ステージからは2メートル後退しております。

この劇場が普段キャパ80なのは、ステージのすぐ前から客席を配置し、かつ、大きい人なら身体が斜めになるくらいみちみちに人を入れるかららしいです。(来たことある方に聞いた)それにしたって80入るかね?20-30に減らす、で正解じゃないですかね。

ビル下で予約名確認と、手首検温、アルコール手指消毒。

お手洗い帰りに受付で消毒。

各席にフェイスシールド(置いて帰る)。息苦しい場合はマスクかシールドのどちらかはしてくださいとの前説あり。飲食禁止。ペットボトルの飲み物で水分補給は可能。

舞台上の役者はマウスシールドを着用。劇中飲み物を飲む演出では、ずらしてます。

上演後面会なし。チェキは1組ずつ舞台に上げ、演者との間にビニールカーテン。待つのは自席で。

チェキにサインは先方のペンで遠くで書いてる。チェキ渡しはスタッフから。スタッフは別班の役者のことがあるのだがいいのか?

物販は普通な印象。カーテンなし。客が"コロナしぐさ"をわきまえていて、人が並ぶようなことにもなってないのでまあいいか。というところ。

 

                    

公演中 

あらすじにはあまり触れません。あとでな。

10/1夜(A班初日)、10/2夜(B班初日)

初舞台や経験の浅い方もいる中で、いい線まで仕上がっていて、よく稽古したんだろうなと思いました。安定感はおとなの数に左右されます。場数を踏んでいる方同士の芝居があるので、普通のアクション中心の小劇場作品よりは、芝居らしくできている印象を受けました。

一方で、若い人だけの場は、そうは言っても厳しい。これが全体の中でこのくらい(体感5分の1)の割合だから持ち堪えられてる。

アクションは、場によって出来の差がありました。1回目の四柱とアガタの立ち回りの間合いがピタッといかない。もたつく。2回目の場の方が噛み合っている。

スーツアクションは、金の人如何にかかってるのではー。いろんな意味でー。
大樹さんVS黒いスーツのアクションは流石にきびきびしている。別芝居みたい。アクションが売りの舞台はこのレベルがどの場面にもがんがんつくわけ。そのかわり、普通の芝居の質がそれなりというか小劇場っぽい雰囲気になる。両立は難しいね。

主演の大樹さん(栄太郎役)は、アクション、アクロバットを含むパフォーマンス(今作でも山場に勿体ないくらい少しだけ、かつ効果的に披露されています)が本領ですが、今作では本性出るまでが長っ。そこまでに普通に大量の台詞をこなしており、この人をノンバーバルの世界に置いておくこともまた勿体なかったのだなと思えます。

もったいないといえば、関根さん(護(まもる)役)に至ってはほぼバトル封印です。しかしアクション俳優としてやられてきた歴史をうかがわせる転がりようをごらんください。むっちゃ転がされる。今回いちばん地面に近い役者。

そして、うるっさいねー(音量的な意味で)。知ってるけどうるさい。この箱の大きさと作品のサイズはよい具合に合いましたが、(もっとでかければそれなりのやりようになるのでしょうが、固定カメラの前で4:3のテレビの枠の中に収めて芝居するのにも似たレイアウトのうまさが今回はあります)、護の声ははみ出ている。でも変えないでしょうね。今回は"自分の役"だから、変えないだろうな。

雪滴(しずく)もすごい騒がしさ。それが2人並ぶんだぜ。このコンビの方が主だったら、ごたごたしてただろう。栄太郎のほうで良かった。カンナも影を秘めながら芯があり釣り合っていたと思います。

内山さん(アガタ役)がちょっと出てきて好きなようにやってるのが面白いですね。この人だけアニメだもんね。ちゃんとそういう役にしてあるのはいいんでないですかね。

緑子さん、ぴったり。安定感半端ない。

嵐は、良くやってるなと思いました。同じ場面で芝居を受けてくれる人達が上手いということもあるけども。

・冒頭のナレーションは、長いんだがスタージャン名物なので、ああ、と思う。

・映像の亀と辰、役名逆じゃない?

・舞いがありますが、ひたすら頑張ってほしい。片足立ちがふらつくのとか気になる。

・ドリンク遊びは、B班のを見ながら若干素に戻りました。喋るときはシールドしてからにして。一応。

・5年前の場面が"今ではない"ことがほぼわからずに進んでいってしまう。ここはミスリードしない方がいいんじゃない?って個人的には思いました。

・ハマオマナブって言ってしまうのろい、初回で発動。もう一回くらいあるね、きっと。

・糸くずを拾う、倒れたリュックを直す。役の中で臨機応変にやっていくマインドは良いですね。

 

作品について(2日見終えて)

あら筋については、終わってからまた書こうと思います。よくできています。歴代の中でもいいんじゃないかな。たぶん映像のときは尺の関係で切ってしまうところが残ってわかりやすくなってるのでは?と想像しています。

で、あれとあれは対応するんだな。ああ、実はそうだったんだー。みたいなからくりがわかってくる快感をひととおり経ると、で、これは、どこで感動するの?ってなる。筋を追うのは1回見ればわかるからね。

距離2メートルで芝居見てたらもっと心情ががんがんきてのめりこめていいはずなんだが。

後半に密度が欲しいです。乙姫とミサキなり、栄太郎と護なりの関係性とかをもう少し煮詰めても良くないかな。

 

絵とか

毎度、やりたかったことはよくわかる、と思いながらドラマを見ていますが、今回は舞台なので、役者の芝居だけで想像させるため、やりたかったことはよくわかる的な厳しさは殆どないんです。"龍神がいると思いねえ"でなんとかなる。便利だ。ジンのとき、これは舞台でやるといいだろうって思ったんですよね。

しかし唯一残った「やりたかったことはよくわかる」が、他ならぬスタージャン(と呼んでおきます)なんですよ。

それはそれはインパクトがあって(個人的に、アリオンでレスフィーナが馬になるくらいの衝撃)他がすっとんじゃうとともに、どうにかならんかったのか、とも思う。まあ、やりたかったことはわかる。

楽までになんか変えられるのか?僅かな望みを求めさすらうおれなのさー

 

写像的なこと

スタージャンの基本的な教訓は

女の人を助ける+コンパクトを手にする=大変なことになる、です。(笑)
いや、諸説あり。信じないで。魂魄とコンパクトは似てるな。そういえば。

今回は、ちと変形してますが、まあ、もらっちゃいけないよねー。おとうさんも含め。

あと、4人で何かを守っているときたら、ロイヤルですよねー。

濱尾さんとシズク、濱尾センパイっと馴れ馴れしい兵藤嵐、この辺は名前通りでしょう。あの意味ありげだけど何もなかった嵐に、意味を付けてきましたねw

ほか名前が同じ人が登場するワケらしいものがチラッと描かれています。

きみはずっと特別な存在なんだ。っていうのはジンに出てくる言葉ですが、全員が特別なオンリーワンということじゃなく、ほんとに特別な存在らしいことが本作では描かれています。

また、まもれなかった…。まもれる日はくるんですかね。

 

10/3 夜(B班)

疲れてきてるのかな、関根さんの台詞がとびがちで、勢いでごまかそうとしてぐだぐだ。

ほかにも、台詞がごちゃごちゃごちゃってなっちゃって聞こえない人が何人か。

少しゆっくりにしていいからはっきり聞こえるように話してほしいし、激しい言い合いでも言いっぱなしでなく、何言ってるかを客席に届けてほしい。

楽しそうに和気藹々としてる様子や、封印の解けかけたほこらを前にした緊迫の場面は、少し感情が乗ってきたように思います。

乙姫が、過去の真実を語るときも、少し良くなったけど、

語りだけでなく、バックでアンサンブルによる再現とかあっても良さそうだなあと思った。

この作品の中で、取ってつけたような"負けないでっ"のところが嫌い。

意味は分かりますよ。あの世界を作っちゃあ壊している存在かなんかに何度でも立ち上がって抗っていけと。

でも、なんか、関係ない人になんか言われてる感が漂うんだよねー。なんでだろね。

 

10/5 夜(B班)

B班ばっかりだな。

今回初めて最前じゃなく3列めで見ました。特に支障なく、台詞も聞こえました。つか、もう台詞覚えてきたよね。

長くてアタマに入ってこない説明ナレーション・独白の中味が少し処理できるようになってきた。ああ、そうかそうか、ミサキが覚醒しないように封じ込めているのは乙姫なんだなあとか。
あと、嵐が絡む箇所で、一瞬止まる変な演出あるじゃない。(←変な言うな)ああそうかぁ、これ、JINのときに使ってた効果音か−、っていうのに気づいたりしました。

護は、麦わら帽子をテンガロンみたいにして、髪すこし固めて、あと、後半の調査のところではおろしてたズボンの裾をあげっぱなしで、ずっと半ズボンのままになってた。(逆に前は後半だけなんでおろしてたのか疑問に思っていたw) ちぐはぐ度が上がった気がする。

あと護が研究所に入ってくるときに、Amazonの箱持って入ってきて、(最近、ドアの外に置き配してるからそれなんだろうね。)その箱を栄太郎が踏み抜くっていうごちゃごちゃした遊びが入ってました。前回と前々回見たときはドア壊してました。
(この辺は、京が、ドリンク以外のところも素なのが気になっちゃう。"世話"な芝居をするのと素は違う。)

雪滴を守ろうとする場面では、少しヒーローっぽい雰囲気を付けてきたようです。前は控えめにしてたのかな。やいばなんだー(それは人が違うからね)

同じ場面のアガタは話をどっちに持っていこうとしてるのかが分からないですね。
四柱を消せばこの世界は災厄に飲み込まれるわけで、そっちを本気で狙っていたのか、雪滴が傷つけられては困るからなのか、護のチカラを引き出すためのポーズなのか。

良くなったところ。看護師さんのお芝居がよくなってきました。
あと、四柱が、4つの神器の箱を掲げるところ。箱が綺麗に整列して欲しかったんだけど合わないなあって思ってたの。
今日はもっと低い位置で、箱を付き合わせるようにしていました。これなら合うね。
あと、おとうさんのMADぶりが少しUPした。明らかに様子がおかしいな、というのが分かるようになりました。

 

物販。今日からか昨日からか台本を売ってるのですが、終演後にサインを入れてからお渡ししますけど、お時間大丈夫ですか? …くらいの確認がほしいですね。
2500円のお金を渡して、サインはデフォルトでいいかを聴かれた後、ものを渡さず、いつ渡すかの説明もせず、引換券も出さず、名前も確かめず、もう取引終わりましたけどなにか?みたいな風情でして、え?大丈夫なの?いつもらえるの?って気分のまま芝居見て終演。物販始まっても一向に呼んでくれる気配がないから、「もらってないんですけど?」って聞きに行ったら、これからサインを入れるんだって。終演後に買った人も、しばらくして「もらってないんだけど?」って言ってたので、やっぱり説明しなかったんでしょうね。早く帰らなきゃいけない人が居たら困ると思うよ。

組み合わせチェキは面白いけど、さっさと済ませたいご時世なのにいっつまでーも終わらなくて、なんかなあ。工夫が要るんでないかい。

 

10/7 昼(B班) 夜(A班)

本来はこの昼で千穐楽だったので、前にそのパターンで楽日みられなかったから休みをとっておいたの。そしたら千穐楽が伸びちゃった。ちっ。せっかくなので夜もみることにした。

昼は、めずらしいことがひとつあったけど、舞台の核心になるので書けない。後日。

夜は雨だったから、検温担当の役所の瀬谷さん(ではない)が傘袋をくれました。やさしぃ。役の方の話をしますと、瀬谷さんの風情が良いです。初舞台なりに頑張ったね的な良いではなく、真に善良な市民にして組織の言いなりにもなる普通の人を無理なく存在させていて、かつ素人っぽくない。とてもよい。

さて舞台。5年前の場面、の前に、あれから5年たつことを神那がしゃべっていて、ああ、ここからすぐ切り替われば分かるんだろうなあと思いました。やっと、6回目にして。
たとえば、大きな舞台で、片側が部屋としてスポットが当たっており、もう片側が海岸になっていて、スポットが切り替わる、とかなら過去の場面と分かるかもしれない。しかし、今回は少し間があいてしまう。護が調査に行っているというミスリードもある。わざとじゃなかったらだいぶマズい持っていきかただけど、わざとだよね?もし初見ですんなりと、時系列が違うということに気づいた人がいたら偉いですわ。私、病院の場面も神那と瓜二つの子を教授が隠してるんだなって思ってましたからね、初見のとき。

あと、四柱の初登場の場面の導入で、海の音がするのが分かった。あの子たちは海の方にいるんだね。(そらそうか。)

夜は仏壇席でした。(なんのことやら)。護くんのいい笑顔がいただけてうれしい。
彼は少しスッキリしてきましたね。今さら言わせていただきますが、口髭いらなかったんじゃね?

「契約」の場面は少し濃いめにしてきていますね。ここで盛り上がらなかったら困るもんな。
あと、海岸が開発されそうになったときに、護君ほぼ泣いてる。

あ、スーツアクトに名前のある齋藤くんがこの日であがりとのこと。彼なしではここまで来てない。お疲れさまでした。

終演後に1つだめじゃね?って思ったことがあったけど、風評被害になってもいけないので、明日もそうだったらスタッフに言おうかなあ。徹底すべきことは徹底しようよ、と思いました。

追記:なんか変、と思ってたら、変身のポーズが胸に引き寄せてから空に掲げるのね。見聞と逆。"ブラックスター!"

 

10/8 夜(B班)

今日は、Amazonの箱やめて、ドアも壊さずまともに(だがうるさく)入ってきた護くんをはじめ、なんとなく基本どおりの芝居でした。B班としては私が見た中ではいちばん落ち着いたできでした。入れ事がないわけじゃないんだけど、枠に収まる程度にやる行儀よさ。

その代わりいつもはしくじらない人が台詞を省略しちゃったりして、お疲れかしらん?って感じだった。

神那ちゃんが最初の朝の部分から、心なしかきゃぴきゃぴしておりました。

あと、ファンタジーな芝居に対して野暮かと思って今まで言ってませんでしたが、京ちゃんが海岸の調査(岩場)にハイヒールで来てるのは、ハマるで、折れるで、っては思うよね。今日はたぶん別班の芝居(通行人)のために靴があったのかもだけど、調査の場だけぺたんこ靴でした。よかった。ハイヒールで岩場を歩く達人なのかと思ってた。

で、青龍の使いがやばくなってました。

もとからある意味やばかったが、今日は違う意味でやばかったな。うーん、でもね、追加公演決めたのだいぶ前だよね。わかってたと思うんだども。

で、私の観劇はここまで。

あとは千穐楽後に。


                    

公演後

ここからおさらいです。

さて、上演終わりましたので、あらすじを書いておきます。台本買ったけどまだ封印してるので(あと、進藤さんのツイートもしばらくミュートやなw)、てきとう。ご容赦。あと、場面の順序通りに書くと長くなるので少し組み替えています。(当たり前ですが、全部ネタバレです)

 

冒頭、龍神伝説に関するナレーションが流れます。太古より空の神黒龍と、海の神青龍の間に争いがあり、海の民(青の一族)は龍宮郷を築き、空の神の使いと魂魄(こんぱく)を封印する。しかし空の神はなおも災厄をもたらしたため海の民は空の神が望んだ浦野の浜に祠をたててまつった。(ざっくり。)
ナレーションの間、四柱と青の巫女がステージにあらわれて彩り、その後スクリーンが下りて主題歌に合わせて過去の映像作品が流れる。というオープニング。
(なおこの伝説は一部フェイクであることがのちにわかります。)
で、本編。この伝説の舞台、浦野に歴史研究家の三浦教授と、三浦栄太郎、神那の兄妹が暮らしている。楽しげな朝。三浦教授は三浦歴史研究所の所長。栄太郎は主任研究員。
神那たちはここに来て5年らしい。
場が変わると浜辺では、研究員の濱尾護が遺跡の調査中。一方では三浦教授と役所の瀬谷さんが、ぼろぼろの衣服を纏った男ともう1人の女が倒れているのを見つける。男がオトヒメと呻いたのに三浦教授は気付く。(これが実は5年前。わかるかこんなもん(落ち着いてくださいオレ))
歴史的価値のあるこの海岸には、荘野緑子がレジャー施設建設の為目をつけていた。
ときは元の朝に戻って、研究所にはチャラい新人の兵藤嵐が強引に(かなりいろんな意味で強引に)入ってくる。
護が新しい遺跡の調査でみつけた古文書はこれまで知られていなかった発見であった。
護は調査で泊まり込むため三浦家に向かう途中で、女の子とぶつかってしまう。女の子(雪滴(しずく))は、青の一族以外には見つかるはずのない封印に触れたため、封印を守る4人の女性(四柱)に追われていたのである。更にしずくを助けた黒いフードの男(アガタ)も絡んだ闘いの中、護はびみょーなチカラを発揮し、しずくに"みつけた"認定される💧

封印の力は弱まっていた。
これまでの研究と食い違う古文書を読み解くことが出来ない焦りで平常心を失う中、三浦教授は神那に古文書を読む力があることに気づく。
栄太郎の元には黒き神の使いが現れる。青の巫女の姿となった神那はこれを玉手箱の力で鎮めるが、目覚めた栄太郎の手元には黒龍の宝珠が残されていた。
実は栄太郎と神那は5年前海岸で発見され、三浦教授が引き取っていた男女であった。

突然姿を現した祠(ほこら)の前にそれぞれの思惑を持った人々は引き寄せられ…なんのかんのあって、緑子さんが祠=封印をぶっ壊したため、世界は止められない方向へ…はい、こっから一気に世界がスタージャンになりまーす。色々とすごく中略…おとうさーん…中略…お与えくださいっ…中略…また守れなかったー…中略…後略…
禅堂ミサキの姿となった栄太郎から玉手箱に入っていた青龍の神器=コンパクトを受け取った護。それを見届ける雪滴。
またひとつのハコニワを葬ろうとするジンのもとにはアガタが現れる。が、他愛なくあしらわれる。嵐や雪滴との関係は?アガタの口から出たオキナとは何者か。
またこんなところでおわりやがってーーー

 

スタージャンシリーズとの符合みたいなところについては別のエントリーに書いてます。(これはこれでがんばったので、スタージャン知ってる人は覗いて欲しい。)↓

kikuyamaru.hatenablog.com

 

それ以外のとこについて、終わってから書けるところをポツポツと。

玉手箱を開けるのは…

誰が玉手箱を開けるんですか?と、宣伝隊のラジオ出演時に無邪気な問いがありました。お芝居見た方、これ聞かれたら誰って答えます?
文字通りには神那ですね。玉手箱って言ってるからね。神那にとっては、息の詰まる故郷の生活より、5年の地上での生活のほうが楽しい別世界の生活だったかもしれない。それを現実に引き戻す、本当に困った時に開ける玉手箱。これはまあ、しっくりくる説明じゃない?
しかし、決死で開けた玉手箱がもたらした現実もまた偽りであり、その外にはさらなる世界がある。アガタが取り戻すと言っていたのはいったいどんな世界なんだろうか。この物語の、本当の現実はどこにあるのか。なんか、すごく、すっきりしない思いにとらわれますね。

ムネ、要らなくない?

もう、書いちゃいますけど、乙姫であるところの神那が変身すると、スタージャン(便宜上そう呼んでおきます)になるんですが、胸のあるスタージャン、インパクトありすぎで、そこまでの筋が吹っ飛ぶよー。
(散々「青の一族」言っといて衣装も青いのに緑になるのも驚くけどw。スタージャンが青龍なのはわかるけど、わかるけどっ)
女の子は胸だけ有れば女の子なわけじゃないし、スーツとして一番かっこよくなるバランスで見たい。1回だけ、胸ない回がありまして。私はそっちの方がよかったけどなあ。
(バランスについては、映画の時のブラックナイト(女性版)とか、今回最後に出てくるジンも物申したいものがある。事情はわかるけど。)
アクションはだんだんと良くなっていきましたが、女方のアクターさんの仕草とかも研究して欲しかったなあと思いました。
余談ですがこの辺、LH界隈で素晴らしかったのはゆめクリワールドのナースレンジャーで、すこぶる強くて速くて綺麗で、かわいかった。あと、長身スマートなトシマッハのプリズムも乙姫の雰囲気に通じるものがあるかなー。

嵐、なんなん?

物語の始まりの朝の場面。台所に行こうとする神那に赤い照明が当たり効果音。一瞬とまり、研究所に新人が来ることを神那が思い出す。栄太郎はそれが今日だと思っておらずズレが生じているが、今日だと誘導され慌てて出勤する。
研究所で、京に自分の説明をする嵐や、
護が、嵐が後輩であることを思い出すところでも同様のストップモーションがある。
これは、小田原求くんと同じように、さもそんな人が元からいて、そんな予定があったかのように記憶とか履歴に、嵐が介入してきてるんではないかという仮説を私は持ってます。
嵐はこの件に、ハコニワ的な意味でも裏口から入ってきたんではないだろうか。クラッキングというか。でもなんで?
JINのときは、學に情報を与えていたけど、今回別に導き手にはなってないと思う。働いてない。ただ立ち会っている。そして異空間(元龍宮郷)からは消えてしまう。何しにきたんだろうか?
アガタのほうは、現場に直接関わって、ものの方向を動かしているけども、嵐はわからんなー。「キミはなんで居るの?」

「カワッテルネっ」

すごい変なセリフだと思う。敢えてこじつけるなら元のミサキから栄太郎に変わっていることに雪滴が気づいた?って思ったけど…

私は気づかなかったんだけど

三浦教授と神那が読んでる時の古文書の向きが違うって言ってるお客さんがいましたね
それ面白いですね。

仏壇席

1列目の下手2番目(1-4)あたりに座ったお客さんは仏壇として拝まれることになります。
拝まれている間、いっぺん阿弥陀様の印をやってみましたが、護ちゃんがキラッキラした目で見てくるので、恥ずかしくて続けられなかったです。くそぅ。強い意志さえあればっ。

 

役と役者さんのこと。

チラシの記載順に。記載の多い少ないは”主観”。多少、公演中の感想とかぶりますがご容赦ください。

栄太郎
阿比留大樹さん。長い上演時間の間全部を無言で走り回り、跳び回っててもおかしくない俳優さんなんです。
多分、競演したことのある関根さんが引っ張ってきたんであろうことは予想がつく。
クレジットの並びから、関根さんは今回一歩引いて大樹さんになにかやらせるんだな、って思ったんだけど、蓋を開けたら、ずーっとしゃべってて、あ、こっちの方向なんwww ってなりました。台詞有り(有りどころではない)の普通の人で主演2時間。ぜんぜんいけるの証明されましたね。
もう少し戦ってるところみたかったですけど。和装で出てきたときのかっこよさは、この作品でもっともカタルシスを感じる場面です。正確なアクションも目を見張る。何回でも見たい。

神那(かんな)
すらっとして、部屋着でも脚カッコいいなあって見とれてしまう。
白状すると、初見、病院のシーンは、神那にそっくりな別人なのかと思ってました。
4回目くらいから、病院での神那の様子はのちほどの独白にある、ミサキが居なくなってしまうことに対するおびえだったんだなあってみえるようになりました。

三浦教授
オトナのいる安心感ですよ。頼もしい助っ人。
若い子の多い座組の場合、オトナすこぶる大事です。場にリズムができます。(自分、時代劇脳なのでそういうリズムがしっくりきます。)
しかし、このくらいの大人になると五年程度ではたたずまいに差が出ないため、どこが五年前かは初見全くわかりませんでした(笑)。
★に変身は、は?って思いましたけど、あれ、元々、操られたおとうさんのスーツだからな。なるほどな。
声のお芝居も…、ああ、こういう人がいてくれてよかったなあと思いました。

濱尾護
初日、俺の名前はハマオマナブ!って高らかに言ってからマモルって言い直していて、そういう演出(関連性を示唆する)なのかと思ったほどでした。
演出ではなく普通にマモルが正解だった(苦笑) 学でよかったんじゃない?って複数のお客さんが言ってました。それなら間違えないし、実質マナブだろう、と今のところみんな思っている、と、思う。
すごく声がデカいし、舞台を引っかき回していく度が少々高いんですが、この役に関しては、これが正解って関根さんが決めたら正解にせざるを得ないでしょう。でも台詞飛ぶくらいだったら、出力控えめにしてくれていいのよ。やや乱調な日もありました。(空気薄いらしかったので初日に酸素を差し入れました。マジで。) 
最初のほうの日程ではあまりにもおっさんだったのが、後半少し若返ってきて良かったです。「俺たちと同じくらいの年」…えっ? ってみんな思ったでしょ?
あれやな。大学が大好きで8年くらい通ってしまった先輩、かなんかやな。
関根さんももうちょっと戦ってくれても良かったよねえ。長年転がってきたスタントのワザについてはそりゃあ堪能しましたが。(いい転がりでしたよ。うん。)
あと、乙姫のスタージャンをスーツアクター関根さんで見てみたい。キッチンに向かうときのスタージャンママっぷりがそんなことも思わせました。(へんてこなドリンクは毎日関根さんが作ってたそうです。)

緑子さん
緑子さん、パワーアップして再登場。うはははは。お芝居も毎回乱れなくすばらしいし、言葉の抑揚がすてき。
特に、異空間にすっ飛ばされてからの本性丸出しっぷりがいいです。
こういうキャラは初めて、とツイートしてたかと思いますが、いや、ぜんぜんはまってるけど。


嵐という役については上の方で述べましたので、略。(ごめ)
大役をよくやりおおせたなと思います。わずかな隙間にぎりぎりのアドリブを突っ込めるセンスは買いたい。(これは受ける側にスキルがあって成り立つものですが)
一方で、雪崩になってしまう言葉がちょいちょいある。チャラい役でも言葉をちゃんと置いていかないと、聞き取れないです。


A班が早紀ちゃん、B班がりこちゃんです。たぶん"研究所の中で唯一のまともな人"を体現しないといけない役。
早紀ちゃんは、早紀ちゃんだったー。(ヒドイ感想)いや、早紀ちゃんが常に切れ散らかしてるとかそういうことではありません。
なんとなく、スタージャンだとこういう系統の役がくるなあと。舞台のコンテキストの上に乗っかるという意味では経験がものを言っているなと思いました。
りこちゃんは、素でも"それあんまり関心ない"みたいな風情がただようことがあるんですが、そういうとこがキャラに出てたような。あと時折、1m以内にいる人に喋ってるようで、これは普段マイクを持っているせいかしら。最後のほうの日程では、舞台らしくなってきていました。
岩場の靴が変わったのはマル。もはやハイレベルな調査員だからハイヒールで岩場も平気なんだぜーという設定でもいいかと思ってましたが、あぁぁぁヒールはまるっ、折れるっみたいなところにお客の気を使わせないほうが、ほんとうはいいはずね。

雪滴
雪滴は、賑やかで不思議で難しい役だと思います。another シズク in another zero ですよ。すべての始まりになる役。
こどもがやってもいいのかなあって思う。そういう風情ですよね。護の音量と相まって、すっげーうるさいコンビ。
でも最後に護と栄太郎(ミサキ)を見守るところでは、なんとしてもこの作品のからくりと価値観をねじ込まないといけない。
台詞1つにこの芝居1つぶんの泣きを盛り込まねばならん。大変だったろうと思います。
私は、そこに至るためのしかけが、このお芝居のなかに、少し足りないんじゃないかなって思ってる。
雪滴が徹頭徹尾、護にくっついてるだけでは願いの火云々っていうところまで行き着けないと思うよ。(これは雪滴のせいじゃなく、物語の流れの話)

アガタ
具現した中二病、みたいな役。うっちぃさんが、チェキのときに、刀を見せびらかしてくるので、自分で塗装したの?って訊いたら、うなずいて、嬉しそうでした。
よかったねえ。やりたそうな役で、っていうのが総じての感想です(ぉぃ)
この人だけ、やってることがアニメだもん。好きなように作り込めそうでいいやね。
立ち回りもあるし。顔ほとんど見えてないけど、ショーのタイガジャン(なかみ)のときも見えないから楽勝!
衣裳については、お客さんに「私服だよねえ…」って言われて「いや、衣裳。」って言い張ってました。
アガタを漢字で書いたら、私が思いつくのはまず「県」なんですよね。
「神奈川」で「スタージャン神」が最初に来たから、つぎはハギーの「奈」(ダイ)かと思いきや、欄外の「県」が来てしまう可能性が微粒子レベルで存在するのでは。

愛ねえちゃん
愛と書いて、めぐむ、です。めぐむ。読めん。
市井の人代表。パンダエプロン継承者。話を聞かない系。
今回は濱尾姉弟ということになるのですかね。
護のリュックが不安定なので拾ったり、スリッパ揃えたりたいへん。
濱尾家の場がある理由はよくわかりません。着替えるんなら、着替える場を用意しちゃえってことなんだろうか。

亀生田
かめきだ。浦島太郎なので亀も必要ですね(ちがいます)。
緑子さんの一の子分…じゃないかと思います。眉のお手入れも怠らないあたり、ナルシストでしょう。(てきとう)
しかし、分はわきまえており、緑子さんを食うような前面への出方はしません。行儀が良いですね。
裏のイヤな仕事もやってるんだろうなっていう顔の芝居を、チラッとしてます。
この芝居、気づいてくれる人いるかな?とか思ってそうですね。気付いても言ってやらん!っていう気分になるようなキャラですww

辰峰
二の子分ですかね。B辰が会議体の名前をずらずらと並べるところが、毎回ハラハラしました。早口言葉なの?

役所の瀬谷さん
小市民代表。いい人なんだけどねえ、上の言うことには逆らえないよねえ。
…っていう感想を素直に生じさせる人でした。
劇場のあるビルに入るところで、検温係もやってて(現実世界でね)、なんか、劇の中と同じひとでしたねw

吹鳴
ここから四柱です。吹鳴ちゃんがおねえさんなんですかね。思慮深さがためらいを生む。長女キャラだわぁ。でもその判断は”スタージャン”の話が進むためにはありがたかったと言える。
舞や構えが安定していて、綺麗でした。ぴんく。

氷湖
ひょうこちゃん。いちばん使命に真っ直ぐなキャラかもしれないですね。若いなあ。
わぁーーってわめきたてると台詞が聞こえづらくなるのが難でした。アクションに遠慮がなくなるともっといい。思い切りが欲しい。みどり。

伯愛
はくあちゃん。調整役。竹久夢二美人画から出てきたみたいな風情でしたねー。戦いに挑むときの待機姿勢がなんかいい。あか。

緑陰
はくあちゃんにべったりの末っ子キャラ。しかし、戦いに挑むときはきっぱりした割り切りを見せるのがいいですね。
異国語なまりの舌足らずさが、よさであり、難であり。「はしらの家系だよ」っていうの好き。きいろ。

看護師さん(山吹紅葉)
5年前といまをつなぐひと。
B班のもえちゃんは、とても若い子なのですが、日が進むにつれリアルなおばちゃんの風情を醸し出してきていて可笑しかったです。


さいごに一人増えてびっくりだよ。なんかの役で出るんだと思ってた。


運営のこと

現場の対策については、最初の頃に書いたとおりです。頑張っていたっ。
しかし、つっこみどころもないではなかった。気づいたことは伝えたい人には伝えました。

物販は、少し難しい質問をするお客さんがいると、チーフの対応が止まってしまうことが見受けられました。そんなときはサブの人が手を止めずにほかを捌くと言った動きが欲しかったです。
ブロマイドの見本に番号を付けるとか、後から渡すものは引き換え券を渡すとかは、後から工夫できてて良かったので、次にも活かせるようになってるといいですね。繰り返しが出来ることが成長というものや。
スタージャンの物販で一番年季の入ってる売り子さんはまつよちゃんなんです。しかし、今回キャストである彼女はその敏腕を発揮できないのだ。技は継承されるべき。

発信の姿勢について
旗揚げ公演については、結局ウエブページがあるだけで、公式のSNSとかは、なしでおわっちゃった。
例えば客席数の変更、お花の取り扱いの変更、関係者になにかあった、そういう新情報が出たときにプッシュして送ってくる媒体がない。一部の役者さんから伝わるだけ。
多くの人にとってはわざわざ自主的に見に行くプル型。しかも本文の途中に変更点がちりばめられていて、ひととおり読まないと、どこが変わったか見つけられない。
検討中のものは検討中のままで、最後までやるとも、やらないとも書いてない。
訊きたいことがあったって、メールだと訊いた人とメールでの答えっていう閉じた内容で終わっちゃう。なんか、もたっとしてる、というのが今回の情報の出方の印象です。(いや、スタージャンは割といつもこんなふうだけどさ…いつもと同じにする必要はないんだぜ)
ここが変わりましたよって、都度都度最新情報を教えてくれるものがほしくない?
比較的おおやけな視点での発信をしていた俳優さんもいらしたんですが、ゆーて、自分のフォロワーへ向けてになってしまいますよね。
あと、役者同士の仲良しツーショットとかって、割と内側に向いた視線だと思うんですね。稽古場の様子を伝えるにしても役者さん以外に客観的な目を持った主体がほかにあるといいんじゃないかなあって思っています。
今回、劇団という名前がついてますが、スタージャンのプロジェクトと一体なのか違うのかわからないし、劇団ってなんなん?という疑問に答えるような発信はない。すごくぼやっとしてる。団員は誰で主宰は誰でどこに向かってるんやー。あと、ネットの上にも、その拠り所はあってもいいんじゃないかなあ。
仕事のときは、相手の実体があるかどうかについて調べるのに、まず代表は誰か、連絡先は?、そしてWEBサイトが存在するか、やりとりができるか、って感じでみていくじゃないですか。そういうのが全然なくて、ふわふわしてる。個人的にはもう少しかっちりした実体が見えるといいなあって思いますよ。

あと
前のほったらかしてあることの説明ちゃんとしてくれないから劇団見に来なかった人いると思うので(ていうか居るのを知ってます)
放ったままのことも、次までには是非説明してください。ね。

2020.10.12 EP:1放送開始から7周年の日に キンモクセイの花を思いながら
 みちはつづく…のか?

f:id:kikuyamaru:20201012010927j:plain

護さん

 

スタージャン シリーズとしての龍神伝説(マッピングしてあそぶじゃん)

舞台 龍神伝説 -Another zero- に関して

おまじない。
すべて、全方位ネタバレです。引き返せ。
 
あ。あの、舞台の演技がどうだったこうだったみたいな話は別のエントリーに書いていきます。(書いてる今現在まだ舞台興行中なのである)

 

kikuyamaru.hatenablog.com

 

一方、こちらページではスタージャンシリーズのモチーフが、舞台 龍神伝説にどんな風に入り込んでるのかな、という対比を書いていく遊びをやろうと思います。現時点で私が考えていることなので、ほんとかどうかはわかりません。まあ、これまでもそうだ。
 
JINを最後まで見てないという方向けに超重要な前提(そして超重要なネタバレ)をまず書いておきます。
神(ジン)と呼ばれる男は、ハコニワと呼ばれる世界を作っては壊し、作っては壊ししているらしい。
我々が見ていたスタージャンは、そのハコニワのひとつだったらしい。
ということで、スタージャンという話は、そういう世界だったんだぜということに、いま、なってます。
これに対して言いたいことはすごくあるんだけども、そういう前提にしておかないと今回の龍神伝説がスタージャンと繋がりませんので、そういうことにしておきます。
ハコニワというのはいわゆる並行世界であって、似たような世界が手を変え品を変えあるんだなー、と思ってください。
                              

竜宮伝説 スタージャン映像作品
 二つの勢力の争い これは、まあ、もれなくそうなるようできてるんだと思います。わかるんでは(横着)
 四つの神器で黒龍の封印をまもる四柱(しばしら)が最後の1人を探している
最後の1人、青龍の巫女は神器を受け継ぐ力があるためにその役割についた者で、彼らを束ねる存在である
横浜見聞伝では、黒と白のプリズムスターをアカツキと呼ばれるコンパクトに納めて自らの力で代々保っていたのが王様だったわけです。いわば生ける封印ですね。
4人のロイヤルガードは代々王家を護衛していた。彼らもそれぞれコンパクトを持っている。
しかしブラックスターにより惑星エイチが壊滅させられた戦いの中で王は絶望し姿を消し、プリズムスターは飛散する。ロイヤルガードは消えた王とプリズムスターを探している。
まあ、「神器」はコンパクトにあたるものでしょう。
魂魄という言葉も出ますが(文字通りたましいのことですが)言葉遊び的に、コンパクトに収まっている何かを言ってるのかもしれませんね。定かでない。
 青龍、黒龍の化身、または使い 変身体です。
スタージャン とかブラックスタージャンと呼んでるのは横浜見聞伝の世界で、JINでは特に個体の名前がないです。

 黒龍の宝珠、玉手箱

黒いのの持ってるほうはアカツキ(ブラックスタージャンのコンパクト)
横浜見聞伝ではプリズムスターの白い方がさらに二つに分かれて緑の☆と青の▽のコンパクトに飛び込んでしまったんですが、舞台では☆しか出てきませんので、赤い☆と緑の☆が一対一なんでしょうな。

横浜では(←見聞伝書くのが面倒になってきた)、コンパクト(のオペレーターであるアカツキ)を破壊することが、操られた父王を元に戻す手段だったわけです。
黒龍の宝珠だか神器だか化身だかの魂を壊すとお父さんが元に戻る。同じような図式かと思います。
なお、アカツキをぶっ壊すことは、エイチの人の感覚では、白黒のプリズムスターを平穏に元に戻す最後の希望をぶっ壊す禁忌だったのですが、学がやっちまいます。この辺、自分の価値観に基づきほこらの封印に触れてしまう雪滴の行動に通ずるものがある。結果的にいずれも世界の平衡は失われ、最終決戦に向かっていくことになります。

竜宮が炎上した後、未来の世界で2人だけが発見され、病院で治療を受ける。神那(乙姫)は先に回復するが栄太郎(ミサキ)は言葉や記憶をなくしている。
神那は栄太郎に真実を隠す
finalで、横浜が吹っ飛んだあと、雫と探だけが発見され、探は病院で後から(17年後の別世界のような横浜で)目覚める。雫は探の記憶を操作し探に真実を隠す。 
神那(乙姫)は、残された自分の力を使って、ミサキを蘇生させたのだが、ミサキは記憶をなくしている ep:1 で光は、皇族の名においてタイガジャンのコンパクトの力で巡を蘇生させるが、巡は記憶をなくしている。 
濱尾護(まもる)、濱尾愛(めぐむ) マモル(字がどうだったか忘れた)と愛というのは、むかしむかしの人物相関図では、濱尾兄弟の両親の名前として出てきたと思います。(ただ、年齢が合わなくて、どうも両親っぽくはなかったですね)
追われている雪滴を護が助ける スタージャンの中でおそらく最も見られているエピソード、レンガットに襲われている雫を学が助ける、アレ。
巡とカケルも同じように女の子を助けています。
スタージャンって、女の子を助けたりコンパクトをもらうといろんなレベルで大変なことになる話なんです…護(だったもの)はこれからもっと大変なことになるんだと思います。
ボクが君を守る! どちらかというと、巡を思わせます。
襲ってくる者に立ちはだかる感じの守り方をする印象があるのは巡。(そのおかげであんなことに)
古文書を読み解けない教授。もし今までの研究が間違っていたんだとしたら「いったい、なんのために」 たたかってきたんだぁぁぁ
と言ってしまうように、我々は訓練されております。 
強い願望を持つ者が黒の肉体として利用される。 final で、チカラが欲しいという願いにとらわれ、イーブルダークの半身としてブラックナイトになるカケルを思わせます。
なお、カケルの"力が欲しい"の原因は元をたどると、ボクが弱かったから守れなかった、であって、これは栄太郎も同じことを言っている。今回は筋がそちらに行かなかったけれども危ういことは危うい。
「また守れなかった」
青の巫女なのに、みどりのやーつに化身した乙姫は、黒いやーつと戦うが、ミサキは黒いやーつに吸収されてしまう。
もう傷つけないと決めていたのに、また守れなかったの想いを抱く乙姫。
また、再生したミサキが一旦は倒したかに見えた黒い者は、青龍の化身に流れ込み、今度は乙姫のほうが操られてしまう。ミサキはこれを倒さざるを得ない。ミサキも「また守れなかった」。
これは、ひとつには、同じ宇宙の中で、同様の戦いが繰り返されての「また守れなかった」であると解釈されますが、JINでは、その埒外で、もう一つの世界に「今度こそ守る!」とかいって戻ってきて「守れなかった」って膝を抱えてる学がいる。いつ守れるんやー。進藤さんは「ハマオノノロイ」って言葉を言ってますけど、私はもっと広い「マモルノノロイ」ってのがある気がしますよ。様々な人の守るという思い、守れなかったという思い、その執着が良き力も、悪しき力も育む。そういう話ですやろ。
JINの世界は、一応は再起動できたので、守れたと言って良いのかもしれませんが… 
塵になって(ぇぇぇぇ)吸収されたらしいけど、五体満足で帰ってくるミサキ 龍宮のほうは、ファンタジーだと思えば別に違和感ないけど、
どう見ても爆散したのに涙に助けられたという名目で帰ってくる学は、ヒドイと思っています。
特別な存在 JINで、求くんが、學に、君は自分で思っているよりずっと特別な存在なんだよと教える。これは、全員オンリーワンで特別というのではなくて、真に特殊な存在ということなのでしょう。
JINの終了時に書いた文を引用します
「あのfinalの、学だけ仲間はずれなエンディングは、JINが決まるずーっと前に撮られていて、あの人だけ違う扱いだったわけですよ。(映画見てない方いますよね。ごめんね。見るのだー)
なんかね。どうやら本気でトクベツ。
学は学として知っているはず以上のことを知っている。これはなぜだろうね?私たちには明かされていないことがまだあるよね。」
人間としての修行を始めたばっかり、みたいな風情だった雪滴が、ミサキと乙姫の戦いが終わった後で、急に全部分かってる感じになって
特異点とか言い出す。
それを受け取ったら云々、とか、必ず探し出す、とかいうことになって、護も仕組みが分かってる様子。どういうことなんだぜ?
 JINで、学ちゃんと學くんがミックスされた學になっちゃった後で、ほかの皆さんにこの世がどうなってるかをレクチャーし始めるのですが、なんでお前そんな欄外のことを全部分かってるんですかー。横浜からここまでの間に何があったんですかーみたいな感じで、大変不思議である。
ミサキから護へのコンパクトの手渡し final あの…カケルがマナブの手を取るあれ。その後がどういう意味なのかいまだにわからないです。なんなんですかね。爆発は避けられなかったけど、世界の崩壊よりはあの程度のほうがまだマシだし、プリズムスターのカケラも残すことができたよってことなんですかね。
JINでも同じような絵柄が出てきます。これは学と學でやってます。属性が同じだからでしょうか、吹っ飛ばなかったようでよかったです
今回、ミサキと護のやつは、やっぱ世界はぶっ壊れてるんですかね。それとも龍宮を墜とす程度で済んだけれどもJINが見限ったんだろうか。
ジンとスフィアとハコニワ JINに出てきたジンとハコニワということで良かろうと思います。
保存されるミサキと緑子 JINの話の中で、ひととおりの戦いののち、この世界の人々が、生き物ではなくデータである(ジンはそう呼んでいるとご理解ください)ことをジンがしめすときに見本としてミサキと緑子がディスプレイされます。”龍宮”のハコニワでセーブされたデータの行く末かもしれませんね。
JINに出てくるミサキは、特にルールに従わずに動いている感はありませんので、ジンがデータを手持ちの駒として使っているという以上のことはなく、龍神伝説で示唆された「特異点」としての特徴を示してはいないようです。
ただ、戦いの中で學に「お前も気づいている」と指摘されている。なにに?って感じではありますね。もし覚醒すれば、また違う働きを見せるキャラクターかもしれません。
「濱尾センパイ!」

濱尾センパイ!と馴れ馴れしく寄ってくる兵藤嵐くんは、JINでは、誰にも見えなかったこどもの存在を学以外では唯一関知できた人物で、また、持ち主を失ったブラックナイトのコンパクトを拾ったときに意味ありげににやっと笑ったりするので、なんかあるのか?こいつは敵か?とか思ってたら、なんもなく終わったwという、なんだったんだキャラ、です。今回の舞台では、意味ありげ、ではなく、意味があったことが示唆されます。
横浜見聞伝のロイヤルガードの1人が「嵐」なんですが、同じ名前の別人なのかどうかわかりません。

#そういえば、ハマオ先生っ!ってのもありますね。

アガタや黒龍の力によって全員が制動されるなか、その呪縛を一人振り切る護 JINの部屋(???)で、全員がJINの力で制動される中で、暁廻だけが、ひとり動いてJINを襲おうとするというのと同類の描写でしょう。
ということは廻も特別ななんかがあるんでしょうが。ブラックスタージャンとブラックナイトが同じ側なのであれば、まあ、なんかあるのかもねー。


以上、おあそびでした。
思いついたら足すかも。

 


 

よそじうるうる閏年

関根裕介生誕祭(仮)
2020/2/29 音実劇場 (二子玉川)

第一部 13:00 open 13:30 start
第二部 16:30 open 17:00 start
5000円 + 1ドリンク500円 自由席

関根さんが40歳を迎えたのと芸歴20年とのことでお祝いの会。おめでとう。
前からお誕生会やりたそうだったのだが、自分の誕生日(1/21)がトクさんの誕生会だったりw、スタージャンの撮影時期になったりと全然実現せず。でも40だから今度こそやりたそうだったんですよ。ところが舞台のオファーで、誕生日直撃コース。誕生日前後にイベントを設定したのでは稽古もできん。稽古…というのは、誕生会で芝居やりたいと言ってたんですわ。
遅れたって構わないからやっちゃいなよってみんなに言われたかどうか知らんが私は言った^_^;;
そんなわけで2月末に開催することに決定。待たせやがるぜ。

そうしたらこんどは悪いことにマスクだ消毒だって騒動ですよ。
たらればだけど、12月が舞台で、1月お誕生会で2月が撮影だったら全然丸く収まったんじゃないかしら。タイミングよな。

とゆわけで当日。
入口でチラシ類と一緒にマスクを1人1枚渡される。
きっとにいさんが差し入れを放出してくれたんだな。(3/6追記:自分で買ったのだって)
私も自前でマスク用意して行きましたがありがたく頂戴しました。それとトランプを1枚。後で使うとのこと。
手指の消毒用アルコールも置いてあり、
お手洗いにはうがい薬と紙コップも。しかし、うがい薬は薄めて使うものだったのに後から気づいて水が置かれたらしいです。詰めっ。

ゲスト 内山眞人、宮本京佳、真京孝之

内山さんは、2月末に海外で光の巨人関係のイベントに出演予定だったらしいんですが、感染症騒動のために、イベントがなくなり、スケジュールが空いてしまったとのこと。ということで、1週間前に急にゲストがきまりまして、当日急に場つなぎ司会を頼まれたそうです。
うっちぃ氏は、トークイベントでは自分がゲストでコメントしてるばかりで、司会はやったことがないそうでしたが、気心の知れた現場と相手だからでしょう、すいすいこなしてました。
足もとまである長い長いパーカー。相変わらず独特の服のセンスです。

関根さんと内山さんで、関根さんが学校出たあたりから料理やったり歌やったりスタントやったりしながら、いまの事務所の人に会うまで、2,3回に分けてのトーク。まあ、そこそこ聞いてるはなしではある。

この日関根さんの髪型がすごくて
パーマ?と思いきや短い縦ロールをコテで巻いたみたいです。
硬派を拗らせてた頃だったらこんな髪型は考えられなかったそうな。まあ、学を経由したからな。

で、裏方兼ゲスト(?)のMOKUさんに感謝。
これ、この人の価値観ですね。客の前で早々に内側の人(それも自分とこのボスとか)に感謝を表明するんですわ。わりといつもです。そういう世界なんだと思います。
(ワタクシことカタギさらりーまーん的には違和感ある)
して、今回いろんな役割を引き受けてくれた方々を犠牲者の会とか言ってたけど
これまでにいさんが犠牲になってきた面も少なくないとも思うんで、甘えるのもいいんじゃないですかね。

芝居1幕 わんこを拾う話。
クリスマスの季節のようですね。この幕は1人芝居パート。
音がね、映像に付けるような細かい音が付いてます。ドアを開ける音、電子レンジの音。
PA席で、まちゅよちゃんが照明、MOKUさんが音をやってる様子。
小さいステージで、部屋の中も外も同じ空間で表すので、こういう音が臨場感に効いてきます。
しかし、わんこはステルスで、ひろったり、なでなでしたりするのは関根さんのマイムです。(追記:動画で音楽のある部分が無音になっていたため記録。犬を拾うところは"いつかのメリークリスマス"。あとMC部分などは"笑えれば")

1幕終わって、うっちぃ氏が出てくる。システムがわからなくて戸惑いましたが、芝居3本やるんじゃなくて3幕なのね。
途中途中で関根さんとトークをはさんでいく方式みたいです。
つか、内山さんいなかったらどういう進行にするつもりだったんだろうか。

芝居2幕
照明が落ちている中、舞台の隅っこで、毛布と格闘している女優、宮本京佳氏がうっすら見える。なにしてんねん。
パソコンで仕事しているセキネくん。役名はヒロミと判明。女優は彼女の役なのかな?と思ったら、イヌなのだったw。なるふー。脚本も京佳さんが書かれたそうです。
真京さんは主人公の相棒のようです。
デカいです。
注意しなければ照明にぶつかるほど照明が低い。しかしぶつかることなくクリアw
流石に自分の長身を何十年も扱ってきたということなのでしょうな。

芝居3幕
2幕ではチャコールグレーのコートだった真京さん(役名はユウキ)が、ここでは白いセーターで登場。
その意味は…

そして、芝居終了後は役者さん3人のサイン入り小道具の当たる抽選会と、ダイアタ(Youtube配信)のステッカー配りのお時間。
入り口でくれたトランプは抽選用の札でした。

そのへんで役者さんトーク
関根さんは酔ってると、
「おねがいだよぅ。もう一杯」とお願いするんだそうで
ファンが喜ぶと思って、真京さん、自分の台詞に盛り込んだらしいです。
でもね、真京さん、普通のファンはそんなよっぱらった俳優さんの様子は知らないのだよ。
(たまに祭りとかで酒飲んでることあるけど、そんなに酷くはない(はず(はず)))
とはいえ、それすごい聴いたことあるんだけどなんでだったかw

それからMOKUさんのステージ。関根さんのリクエストで一曲。私の歌 という曲。
で、自分より上の世代の歌というMOKUさん。待って。私ばっちり知ってる。orz
関根さんは昔ライブで自分に向けて歌ってくれたのに感動して、自分への応援歌にしてきたらしい。役者をやめようと思った時にもこの歌に励まされてきたと。
MOKUさんの記憶ではライブではなく、関根さんと初対面の時にカラオケで歌ったんだそう。
その時に関根さんが、この人はなんて歌が上手いんだろうという風情で感動して聴いていたのに気を良くしてライブでも歌ったのかも、と自己分析。今明かされる真実ww
片方にはとても重要なことを、片方は覚えてないみたいなこと、あるある。

あと一曲はカラオケ音源がなかったのでキーボード弾き語りにて、万年補欠の大声援。
関根さんは2曲涙ぐみながら聴いてました。
芝居でも泣き、自分で喋りながら泣き、ひとの歌聴いて泣く。涙腺が活発な方です。
自分のために選んだ歌を歌ってもらえるの大変しあわせなことよね。

最後はお見送り。
まつよちゃんが消毒用アルコールをシュッシュしてくれた
芝居だとたくさんの役者さんの中で関根さんに挨拶しに来る人は限られるので、そのみなさんがはけるのを待ってお話しすることが多いのですが、今回はみんなが関根さんのために来てるので、多いわけ。うだうだ居られないなと思い、さくっと挨拶して退出しました。
いつもだとハイタッチ等で送ってくれますが、時節柄なしだそうで。さびしい。
第二部では抽選に使った余りのサイン入りのトランプをくれました。
あと、こないだもらえなかった(そういう決まりだったから)千鬼ブロマイドへのサインはもらったっ。次のときにって約束してたからな。

次は厄除けの会やろう。
うっちぃのお誕生会でもいいぞ。
もちろん見聞でも。
早く普通にイベントやれるようになったらいいね。

 

令和元年(2019)9月から12月のあれこれじゃん

もう1個ブログがあって、そちらにご当地ヒーローのショーの写真を中心にレポートを書いています。
あちらは、表に見えていることを中心に書いています。
こちらでは、それを3,4か月分まとめて、そのとき書けなかったことや、おとなの事情を含めて振り返っています。中の人もいる前提で書いていますのでご了承ください。リンク先はさくらのブログに飛びます。
いろいろあって、やっと12月までいきつきました。
あと、観劇についてもここでついでに書いてます。

スタージャン

秋の見聞が忙しい時に、にいさんが舞台やほかの仕事で不在。
一昨年も仕事入れてたけどここまですっかり見聞を離れることはなかったですわ。
舞台の役は良かったです。しかしその裏で、分身さんがひとりで変身してるのを見ると複雑やな。やっぱもうひとり確実に参加できる人が欲しいですね。
以前、めぐちゃんが半年休みの時は、スタージャン1人の時もあって、そのときもどうしたのかな、メグルいなくなっちゃうのかな?って寂しかったですけど、ゆーて、学がスタージャンに変身するぶんには本役ですからね。でも学がいないときタイガジャンだけ出るとかブラスタだけ出るとかはないんだよね。やっぱスタージャンが出るんです。
…あってもいいのに。ブラックな見聞。

あ、あと7月から継続して関根・内山がダイエット企画に取り組んでまして、それが9末か10月頭くらいで完了。
内山さんが一瞬いちばん痩せたときに宣材を撮ってるみたいで、その後のトークショーなどの宣伝に使われてます。キープがんばれ。

hearr (音声配信)は関根さん以外フェードアウト。ひどい。誰一人何も言わずにですよ。有料なのに。(360円だけど)地味なことですがそういうことで信用を失うというか。これは事務所の方針とか関係なくて、メンバーの方がやるかやらないか、連絡するかしないかを担ってると思うんで、各人が何も言わずにやめていいと思ったってことだよね。
関根さんは年末までやってくれてましたけど、ログインできなくなってしまい、hearrの運営に問い合わせても音沙汰なしだそうです。
3月になったら辞めると言ってたからもううやむやのうちにタイムアウトですね。
って書いてたら2/29でhearr自体が終了だって。
告知メールも来ず、急に繋がらないのでWEBサイトに行ったら終了のお知らせ出てた。いちばん頻繁に更新してたチームからのTwitterでの終了お知らせが2/24だから、たぶんこの日にわかったのでは?
やれやれ。ひどい幕引きになりましたね。
クローズドゆえにここでしか聴けないこともあったし、好きでしたが、ばいばいじゃん。

クラウドファンディングのメッセージ書きは関根さん終わったと言ってましたので、後ネックはなんなのかな。残りの分いくつか送られてこないです。どうなってるのか連絡ないのも、もう慣れっこですけど、腹立たしいですね。前の連絡から半年放置されたので一応問い合わせしてみました。既読にならないです。なのでスタージャンの問い合わせフォームに入れてみたけど、返事が来ませんね。なんかもう、なんだろね。忘れたふりかな。あとはもう偉い人に直接聞くしか手段が残ってないぜ。

ついでに言うとEP:2の頃のロイヤルスターズのCDが予約とったまま、遅れると一度連絡があって、梨の礫。お金は後払いなんで別に腹は痛くありませんが、出ないなら中止と言おうぜ。

 

以下、見聞と周辺の動きも含めて。

 

(8/25 新作ショーの録音)

 

9/1 ヒカリ子さん…?どこのハコニワ?港北じゃん(スタージャン見聞)

交通安全ファミリーフェスタ ヤナセ横浜港北店

この日、まつよちゃんが吾妻橋方面に行ってまして不在。
たいそうイレギュラーな布陣でした。
こういう催しは、もともとぶらぶらと人が集まりそうなとこでやらないと人を呼ぶのが難しいですね。

9/7 4回目、今年は戦う本郷台じゃん(スタージャン見聞)

本郷台駅前まつり

カレンダーの関係で、いつもとほぼ一週ずれ、今回はまずまずのお天気。さんま焼きは日曜日もなかったみたいで残念。
いいレンガットさんが来てました。

9/8 みなとみらい、黒い女にご用心じゃん(スタージャン見聞)

薬物乱用防止キャンペーン in 横濱 (クイーンズサークル)

にいさんが脚本と声だけ置いてった新作。
1年前か2年前だったか、えらい人に、毎年出るんだから、これ用の演目用意しといたらいいじゃないすかーって言ったことがある。そしたら出来た。すばらしい。
けど、大作過ぎて、ちょっと削ったほうがよくね?
それと、スタージャンが葵ちゃんに、薬を飲んでたらお前も大変なことになってとかもしれないという時に、薬を飲んだ人と思しき人の真似をするんだけど、ちょっとバカにしてる雰囲気がする。
このイベントには、立ち直ろうとしてる人達も来てるんで、揶揄されたように感じるかもしれない。
そこの録音と芝居は考えたほうがよいと思う。

9/12 事故もなしアレもなし新横浜じゃん(スタージャン見聞)

事故なしキャンペーン 港北警察署周辺
例年火曜日だったのが今年は木曜日に。
クイズ、わかりましたか?正解は巡ちゃんが手のプリズムを忘れてきた、です。
梨と言えば、以前に、受験で来られてなかった子が、合格して、梨配りのときに見にきてくれた話を書きましたかね。
そのとき、ボランティアの手は足りないと思うから、言ったらショーに出られるで、☆ジャンもあるかもしれんで、…なんて話をたわむれにしていたら、「☆ジャンはやってみたいんですよね。ワンチャンありますかね…」とか言ってたの。そして2年後、アクションをちゃんと勉強しはじめたこの子はなんと梨を配っております。こえぇな、時間の流れは。

9/20 配りかた忘れちゃった?…センター南じゃん(スタージャン見聞)

都筑区秋の交通安全運動 センター南駅
この催しも毎年あるのですが、パレードから見ようと思うと、本気で会社をさぼ…合法的に早退してこないといけないので、これまで見たことなかったんですよ。初めて見たー。
ご当地ヒーローは、アクションだけじゃなくものも配れるように修行が必要ダ。配りもの結構あるねん。
なお、このパターンのときのレンガットは、Uさん。りこちゃんたちが後ろから見ながらシルエットがスッキリしたのを手振りで会話してました。

(9/29 藤沢 まつよちゃん一日署長)

(この辺で計量?)
(10/3 内山さんが勇武くんの配信に出る)
(10/4 J:COMで4週連続、松林大使 警察情報に出演)

今年の菊名はダンスじゃん(スタージャン見聞)

10/5 菊名ウォータープラザ

ヒーローが☆1人なので、思い切ってダンスショーになりました。
グリも好きですが、お子さんたちと踊ったほうが楽しいね。アリだとは思います。
きくどらと合わせてレポートしています。

10/13 ハローよこはま 中止
前日台風が来たため中止。日本大通りで薬物乱用防止の演目をやる予定だったらしいです。残念だなあ。久しぶりに日本大通りだったのに。

(10/13内山さんが勇武くんの配信に出る)
(10/16関根内山センチネル2の撮影残り)
(10/19まつよレディオ湘南お疲れナイト 警察関連で)
(10/19 計量最終動画リリース。編集に時間がかかるのでもっと前に計量してると思います。)

10/20 今年は踏ん張る菊名じゃん(スタージャン見聞)

菊名文化祭 at 菊名地区センター
こちらは防犯でした。いつもは、きくどらと重なることが多かったのですが、今年は日付がばらけまして。菊名文化祭だけで終了。朝一番は人が集まりづらく、ショーの終わり頃に席が埋まってくるのがいつものパターン。
年イチじゃなく、もうちょっと呼んでくれないかな。

午後がぽっかり空くので、日本大通りでやっているホッチポッチミュージックフェスティバルに行きましたけど、未レポート。いろんなローカルヒーローの師匠でもある小松さんが若い剣士達を率いてパフォーマンスショーに出てました。あと筋肉ユニットのショーもあったので見に行き、空いた時間で横浜をうろうろ歩きました。

(クリスマス合宿がある旨発表)

(この辺で関根さん舞台「ダルク」本番)

10/26 こどもの安全啓発イベント 行けてません。
at トレッサ横浜
にいさんの舞台に行ったので行けずです。もう一週早いと踏んでたんだよ。読みがはずれました。
新人くんがデビューだったらしいよ。
新人いたのにぃって、偉い人に後から言われたけど、舞台の方がずっと早く決まってるんだからしかたないやんな。

10/27 きくどらまつり

きくどら祭り at 菊名ドライビングスクール。レポートはこっち(今年の菊名はダンスじゃん(スタージャン見聞))に記載。
こちらは、早くから日程が分かっていたので、舞台のほうの予約をせずに空けておきました。
ダンスショーです。夜舞台を見るため、抽選会を見られなかったのでもの足りないけどしょうがないな。毎年呼んでくれてありがたいですね。
ちなみに、この日は、ネリマックス、きくどら、舞台(中目黒)の3本ハシゴでしたが、東横線で全部完結しておりなかなかの効率で回れました。
表でおおっぴらに言うもんではないと思いますが、最後にポーズとってくれてるやーつが今回の正体です。ほかにもそういう日あります。察してくださいw。

(11/8 MOKUさんのライブ)
六本木でモクさんのライブ。いけてません。
関根さんがゲスト。そうかいそうかい、ボスのライブなら来るんかい。(そりゃ来るでしょうな)
そしたら内山、さき、りこもゲスト。スタージャンも来たそうです。よく知らんけど。
私は仕事忙しくて難しそうで、もしかして当日空いてたら走るわ、と思ってたら、事前に売り切れたとのことだったので、買えないものと思い行きませんでした。
そしたら、当日入りきらない人が出たので云々と監督ジャンがツイートしてて、なにそれ、と、思った次第。もしかして行けば見られた? 釈然としないわ。
私は仕事終えてから酉の市に行きました。これはこれで大事なミッション。

令和元年しめくくりじゃん(スタージャン見聞)

11/16 税を知る子どもフリーマーケット

租税教室は寸劇なしで先生が説明する感じでした
今回はフリマの時間帯に、スタージャンに1マスもらえていて、そこで写真撮影会をやってました。新しいぜ。

(りこ氏、BJの理事に就任
 なんじゃそりゃですけど。
 なにするの?って聞いた印象では、それは総務かなんかでは?と思ったりもした。)

(にいさん歯医者(ww どうでもいいか))

12/7 白根学園感謝祭

一般見聞おさめです。
雨降ってて寒かったな。ダンスショーと写真撮影会でした。
ブラスバンドは屋内だったけど、スタージャンと、職員の方のバンドは外で、傘差しで見ました。

(まつよちゃん舞台 次郎長を題材にした割と商業な舞台でした。いい経験。)

12/21-22 リヴィールクリスマス合宿

鬼怒川。☆プロジェクトを持っている事務所のファン合宿があったんですわ。
合宿というくらいで、ほとんど宿の中のイベントでしたが、個人的には吊り橋がメインエベントでした。
せっかくだから、観光地とか行けるオプションあっても良かったんじゃない?っては思う。合宿より旅行行きたい。

いつも地元で見てる人間に、泊りというのはハードルが高いようでして、しかもなかなか高額(35000円。2食付き、チェキ14枚込みビンゴありw交通費別)。集客苦戦してましたねえ。金土のA日程、土日のB日程を募集しましたが、A日程は埋まらず。B日程は人数ぎりっぎりだったと思われる。
事務所外からのゲストにハギー(18歳)さん。客層に占めるハギーファンの割合ったらなかったですわ。事務所のタレントさん6人+監督 VS萩さんで、萩さんの勝利。
中味は楽しかったですけどね。

お客さんとタレントさんで順番にお話できる機会があったんですが、萩さんは、真摯に作品に対する思いやアドバイスを話してくれて、この合宿の中で、いちばんスタージャンについて真面目な話をしてくれました。ほんとありがたい。
それはそれとしてですね、監督だったかにいさんだったかの話の中で「奈」(神奈川の奈ですわ)の話がちらっと…ほんとにちらっと出て、
私は、スルーしてしまったんですけど、帰ってきてから☆ファンの人と話してたら、念頭に戻ってきまして。
あれ?神はあそこまでで、次が奈だとしたら、これは……って、
横浜の映画館で、平日レイトショーで、JINのファン以外私一人なんじゃないか…っていう状況で舞台挨拶を見ていた、あのありがたくも情けない記憶がよみがえってきました。
もしかしたら、これはfinalのときにちょっぴりJINを出して、ファンの人がイベント的にスター☆ジャンの応援をしてくれた、アレと同じ?。
もしかして次はハギーの番?
スタージャンは知らないけど、イベントは楽しかった…って応援態勢に持っていくための…?…うがちすぎ?
ハギーの番でもいいんだけどさ、JINは?

12/28 おしゃべりがなんとかいう会(仮名)
うっちぃさんが月イチでおしゃべりする会ですが、
にいさんゲスト来て☆▽変身するっていうから、フル参加しました。半年ぶりくらいの2人変身。このシチュエーションでなければ、2月くらいまで待つつもりだったのに、年末ギリギリにいれてくださいやがりまして。それとなにより、すごく金かかる泊まりイベントの直後なんだよ。予定をばらけさせてほしい。
中味は書いちゃダメという決まりなので書けない。さほど目新しい話はなかった。べつに芝居するわけでもないので、会うことに価値があると思う方向け。むしろうちあげ(ふぁんみ)のほうが深い話ができるか。

ところで年末まで☆劇団員オーディション募集してたはず。
だいぶ事務所のタレントさんはふえましたが、これ書いてる今現在また4月までで募集してる。
当初今年春に舞台の予定になっていましたが、予定どおりのわけもなく、しかも現在のコロナ騒動はいつおさまるかわからず。
いつできますかね。

そのほかのヒーロー

9/14 外回り?内回り?ブローノヴァ帰社

アクション&アクロバットスタジオ「えるそる」 サブカル営業旋士ブローノヴァ ショー
本拠地?秘密基地?アクションスタジオのえるそるにて、ブローノヴァさん単独ショー。
しかーし、なんとスタジオえるそるは先日閉店してしまいました。スタジオ運営大変なんだろな。
というわけで、在りし日のえるそるです。

9/14 踊り場でガンガンいくぜ

西武入間ぺぺ 忍者烈風ミニショー
たまにある階段を客席にしたステージです。
真ん中に手すりがあるタイプのため、写真が難しい。
人間の目と脳は都合よくできてるなと思う。

2019残暑のころの小ネタ

ちょっと貯めてしまったので、まとめてかいたものです。
ママ恋、セイジャさん、ネクサス展、小松崎展、ココロオドル藤沢市民パレード

10/27 みなとみらいにオレンジリボンとネリマックスと仲間たち

オレンジリボンたすきリレー (at グランモール公園) ネリマックス
オレンジリボンたすきリレーの終点は例年山下公園だったのですが、今年は変わってみなとみらい。ゲストなし、ネリマックスチームのみのショーでした。(ピンクは半分ゲストみたいなものかも。)ふたたびたちあがるおいちゃんの話。

10/19 はっはっは、それは残像だー。(つるみデナー→かめありゼロング ハシゴ)

亀有まつり ゼロング
鶴見にデナーさんを眺めに行った(つるみ臨海フェスティバル (入船公園))後、はるばる亀有まで行きました。
スパークがメインのショーは、私初めてでした。
痛そうに演じているため、痛そうと書いたらスパーク代理の方に痛くはないですとマジレスされましたw。
ヒーローだって痛いんと違う?

11/3 復興チャリティイベント in 飯能(2019)

チャリティー、何回めになるのかな。
市の方からも認識されてきたみたいですね。
前回のイベント後、メンバーの方が大変立腹していて、今回来ていないチームがあります。何があったのかはわからん。
おそらくは役割を終えることのある目的ではなく、毎年必要で、定着してきているので、段取りも波風なくいくとよいですが。

11/9 不条理とアクションのまつり ローカルヒーローFRONTIER

東邦大学学祭 ローカルヒーローFRONTIER
ええもん見せてもらいましたw。
どのチームもアクションのできる人たちが来ていて、それももちろん見どころですが、
トコロザワンの変な年季よ。ショーのテイストはKWAを思い出させます。
久しぶりに見たいなあ。

 

芝居など


引き続きだいぶ舞台を見に行きました。

詐欺師とペテン師

新橋演舞場
石丸寛治と山田孝之のミュージカル。詐欺師とペテン師ってどう違うんだぜ?
これ、芝居としてむっちゃ面白かったの。キャラクターもストーリーも。
ちょっと高いと思ったけど、約束された面白さの芝居を見るというのはいいもんだ。許す。
そして山田孝之なんでもできるんだなって再認識した。

ばんにゃ
短いライブ芝居を会議室みたいな部屋で何本か見るというイベント。主にヤクザもの。松田さんファミリーのファンイベみたいなものなのかな?このテイスト、嫌いではない。
このときに、お隣になった方から、ふだんは何見てるのかとかいろいろ聞かれて、菊五郎とすたーじゃんって言ったら、案の定接点あるわけなく、そういうのは聞けば聞くほど遠ざかっていくんだから、世間話をしたいなら目の前のことの感想を話しておくほうが無難だと思ったなど。

愚か者(たがらもの) zero

前にやった2本の、前日憚です。
前の2本は傷天のようなアクションドラマへのリスペクトを感じる、ドタバタも交えた似たような話でしたが、
今回のは、やかましさは減って、わりと落ち着いた構成になっていた気がします。品質は安定。
座長、1のときから毎回、開幕のとき口上をまくし立てるのですが、すごい。あんなんよく言えるよね。感心。
それにまつわる、もうちょっとこんがらがった過去があるのかと思っていたけど、そんなに難しい過去でもなかった。
あと、坊主頭の理由がわかる。髪が違うとぜんんぜんちがうー。
この話で張られた伏線、回収するんですかね。

ダルク

ジルドレの流れをくむ舞台。いろいろは別途エントリーに書いておきました。
花形の舞台の中に、ひとりその人たちの親世代くらいの役者さんが入ってる座組ってあるけども、今回関根さんはそういう位置にいたように思います。
存在感や形を見せる芝居。よかったと思う。しかし、もすこし繊細に感情をあらわすような脚本に出会えないものか。

火男の火

既存の戯曲の、BOWカンパニーによる上演。
この劇団なりに工夫して挑んだというところはあるにしても、もともとの本の、筋と人間関係によってきっちり構成された圧倒的な力を感じる。小劇場の新作でこのレベルの筋立てに会うことはなかなかなく、やはり生き残ってきた戯曲のチカラかなと思う。
私の観劇した日は、役者さんの体調不良で開演が遅れていたのだけど、それがいったいどなただったのかわからないくらいの充実した舞台で、うそくさいカーテンコールもなく(←時間の関係もあって)座長と演出さん?のお詫びのあいさつをもって閉じる。
真摯で、よい芝居だった。
シアターカイの、舞台を取り囲むような配置は、一方からは背中の演技が見え、一方からは表情の演技が見えという、全方向向けの芝居で、一か所からの観劇ではもったいなかった。
きょうみゅーの役者さんが何人か出演しており、おそらくそのつながりの方が観劇していました。

赤心

戦国末期。この時代にときどきある、廃嫡騒動のお話。1時間10分というちょうどよさ。それは良き。
全編、時代なセリフで、言葉遣いも気遣われていて、そこもよくやってるなと思うんだけど
家康、秀吉、佐吉、光秀の出るところの、いかにも後世からみた史観くささは気になります。
武田の家の中のライブ感に対して、この部分のご説明感ってば。
ダルクでもこういうものを見てまして、家康、秀吉、光秀のキャラクターのつかまえ方も同じでしたね。ゲームのキャラが舞台に上がったような劇と歴史劇で同じことやっててはな。
むしろないほうが芝居としては濃くなったかもしれない。
でもいちばん気になったのは江戸風の着物で、ちゃんと着物でやっていることがかえってあだになっている気がする。
アタマが短髪なんで、ザンギリものみたいにみえます。
信玄というより、弁士みたいだし、家康は「坊ちゃん」のようだし。
鎧を付ければ近世に見えるのに、とるとまた明治になる。袴の紐や肩衣。その辺で工夫できないですかね。
全編真面目な姿勢に好感が持てるだけに、そういう、"そこは目をつぶってください"なところは気になります。
(着付けを意識しているなと思われる人はいました)
まさのやさんが、気のいい乳母子で出ています。はまりますね。こういう役は。
いつもはアクションマンとして注目されると思うけども、この人のセリフ劇に対するきっちりした仕事っぷりは私は評価しております。

次郎長渡世人やめるってよ

NHKでやってたふるさとなんとか劇場みたいなやつ。
まつよちゃんご出演。
講談を知らなくても分かるように、興味を切らさない上手な解説と映像がついています。このくらいやってくれると、解説ナレ付きでも納得できる。
あとね、遅刻した客を筋の途中で、役者さんが連れて入ってくるの。グッジョブ。
遅刻したほうはそんなに邪魔と思ってないだろうけど、始まってから入ってくるのは結構邪魔だからな。
筋は石松代参から黒駒一家との対決までを題材にとり、半分くらい他愛無い遊びを交えて進んでゆく。喜劇というのでしょうね。しかし次郎長はコメディの部分を全く担わない。石松が主の芝居に次郎長、黒駒のスタア役者を御馳走として迎えている、という感じだと思いました。
ほぼ満席でした。これはどういう層が観にくるの?地方の公民館に来てチケットもらったら行くかもって思う。

センチネル2/THE NEXT

12/25 深夜 25時 千葉テレビ

☆組は、矢那居さん、関根さん、内山さん、あーんど齋藤くん。ほか、木更津方面や、△レジェンド方面など特撮経験者多数。でも主役はアイドルさん。

昨年末作品の続編。たぶん。続編

長い作品を25分にぶっちぎって放映しているらしく、しかも前回からの続きなのか、リニューアルなのかよくわからないし、前と同じ役の人も違う役の人もいるようです。ボクは2役だけど矢那居さんは1役ですってサイトウくんが教えてくれました。いやほんとに何(なん)役か分からないんだよ。

あと撮られてる人も脚本のどの部分を撮られてるのかよくわからなかったと、これはサイトウくんじゃない人から聞いたw。

アクションはとても沢山ある。関根さん(ワルのサイエンティスト サギヌマ)は多分忙しかったんだと思う。ラスボスもうちょっと出てくれてもよかった。普通CGが入ると思うのですが、すっとアタマを傾ける演技だけで弾をよけるオトコ。笑う。

その代わり内山さんは(前回秒で終了したからな)沢山出てます。強化人間失敗作反乱分子みたいな役だと思う。矢那居さんとの階段でのバトルが見所。関根さんは前回と同じ役で、内山さんはチガウ役じゃないかなと思うけど自信ないw。なんか、前回とほぼ同じ幕切れで終了。違う話なのにだいたい印象が同じ。

3もあるそうです。サギヌマくんもう1回出してくんないかなあ。

以上、令和元年末のあれこれでした。

四十代を歩む役者のにいさんへ

昨日、誕生祭に寄せてもらいました。大変な時期の実施になってしまいましたが、たぶんやるだろうなと思ってました。いつも誕生日に別の予定(他人のバースデーイベントとかw)が入ってお祝いができなかったのを今回は時期をずらしででもやると決めてたんだものね。

40という歳に寄せて。

私が、30代後半から40代にかかるころは、あまり面白い仕事がなくくさりかけておりました。
やがて、全然違う所に放り投げられて修行をすることになりました。そこではなかなか越えられない壁があって、ひとりで何度も当たっては砕けまくっていました。それが☆ジャンの始まった頃だったかな。
現在はその頃の引き出しを開けることがまた必要になってきました。通った人の少ない道を通っておくというのは、それだけで強みのうちなんだなあ、なんて思ったりしています。

40代の役者さんは、企画力や人脈や人を動かす力、技術、体力、ココロといったことが揃って、やりたいことを形にして見せてくれる(カモシレナイ)面白い時期だと思う。
キレイなひとはキレイでない役にも挑めるようになり
場がなければ作ってしまうこともでき
自分にできないことはひとの力に頼ることもできる。
いま自分の行ったことのない道をもっと通っておくことが、もっともっと先で若い人に何かを伝えるときの糧になるんじゃないかと思います。
(とか言って、私がもっと色んな役を見たいんだ。)
もっとさきへ、もっと幅を、もっと違う枝へ。

そして、ああ、あれもこれも良いけど、やはりこの役だねという役がひとつできていたらよいなと思います。

白き鬼と毎夜遊びし譚(お芝居に関する雑談)

三日たちて、白き鬼に、はや、脛毛の伸びたるありといへば、脛にあまた傷ありて剃るあたはざりきといひて裾をたくして見せたり。
げに、顔には赤き筋、脛には赤き傷、毎夜増してゆきにしとぞ。
(※そんな話ではない)

 

芝居企画TECALL第12弾本公演
鬼腕の談〜かいだん屋奇譚
萬劇場
2020/1/22-1/27 10公演 (佐々木ラスト、古賀ラストあり)
一般チケット 3800円
プレミアムチケット 6000円(DVD,集合写真付き)
自由席

 

テコールさんの公演に関根さんがゲスト。
10回中8回観劇。
充分面白かったので、おもしろかったーで済んでしまってとくにメモってないんですわ。大塚遠くてさ、帰ったらもう眠いわけ。千鬼ちゃんのメイクだけ毎日描いて。
けど他の芝居は毎回書いてたのに書かないのも変だし
記録は必要だな、ということで、書いておきます。
関根目線にて。
えー。たぶん舞台の感想ではございません。千鬼の話です。ごめん。
こんだけの回数見たのでわりと満遍なく見てはいた。直接会ったときに語りましょう。もし、そんなひとがいたら、ね。

 

きわんのだん
鬼の腕のはなし、ですね。
談はハナシのほうになってますが
段でも良かったんじゃ?とも思う
義太夫みたいな感じもあるし、洒落っぽくない?

 

関根さん、早くから連日稽古に行ってるという気配もしなかったので(別仕事に追われてたっぽく)、どのくらい出るのかなあ?って思ってたら、
冒頭から真っ暗闇に聴き慣れた声の叫びがする。
なんも飲んでないけど吹くわ。
喉の調子良さそうじゃないすか。

 

舞台上の段から白いのが客の目前に飛び転がり落ちてくる。(あぶねーな)
黒い4人が囲んで呪を唱える。服が仏教っぽいから呪じゃなく真言かお経かもしれん。
白いのはまがまがしい言葉を残して封印される。(ツボに。ダイジョブなの、そのツボ。)
「我を未来永劫まで連れて行くであろう」って、いきなり違和感あるセリフ来たよ。未来永劫はそんな使い方しなくねえか。まあ言いたいことはわかる。ときが経っても人間の本質が変わらない以上、鬼も消えない。
白いのが千鬼。そして、もろともに死ねなくなったのがこの4人の生き残り鬼縛衆ということみたいですね。
(のちに、回想の中で、なんでこの人らが鬼を封印するに至ったかわかります。その後仲間の鳶が鬼と化すのを鎮めようとしますが、むなしい。千鬼は封印できたのに。4人力を合わせないとだめってことなのかな。)

 

という一族の話を、以前の公演、あのー、セミの話…ではない怪しい霊能雑誌記者の話に出てきた宮本と神谷、そして今回のキーマン古賀君がしている。そして、かいだん屋さんの鵜野月、関内がすれちがう。そういう導入です。
前のかいだん屋と廃墟マニア?かなんかの図式に重なりますね。

 

かいだん屋がなんなのかは、あんまりはっきり語られないです。お祓いやさんらしい、くらい。
手段としては関内くんが背負ってるあの階段であの世に連れてくんです。あれ仕事の道具。その辺は前のかいだんやを見てるのでわかりますが、今回初めて見た人はどのへんで理解するんですかね。前説?
で、かいだん屋さんがお仕事に行った先で、別の勢力、アヤカシ喰いの一族っていうのに再会。この人(ひと?)たちは、ごはんの調達の結果があやかし退治になってるってやつですね。
しかしどうも意図的な御馳走増産が起こってるねっていうのと、宮本の取材先の宗教団体、これを生む遠因になった惨殺事件、かかわっている少女、それを探す古賀くん。これらがひとつにつながってくる中、積極的に巻き込みにやってきたとしか思えない腐れ縁たちに巻き込まれてしまうかつての破壊屋・海舟。
繋がった糸の先には、鬼たちがいた。
…というような繋がりなんですけど、総勢29人だそうで。
パンフに相関図がありましたが、役者さんの写真なので誰が誰か判別できない、役の写真を載せてほしいというオトモダチからの声があったことを報告しておきますw

 

階段の準備ができる所までは、取り憑かれイトゥーさんパート、真面目パート、ノリノリパート、殺陣パートなどなどいい感じの密度と推進力で、間(ま)もよくて、おー、このままいくかあ?と思ってたら、
出たなテコール!って感じだった。
この強引にまとめたつもりになる感じ。
でも前みたいにうるさくないし、話も割とついていける。
前のかいだん屋でテコールアレルギーになった方(そういう人がおんねん)にもだいぶ大丈夫だと思うので見てほしかった。

 

ラスト近くで、ちゃらんぽらんに退場するうのさんが、何日か後の上演では、ああ、手柄を譲って佐渡島は受け取ったのねえってわかるようにやっていて、
そういうのわかるようにやるの、いいと思いましたよ。海舟を訪ねたときの調子も変わってきてましたね。
もうやり方固定かな、頭打ちかなと思ってたところで、変化を見たので、まだいけるかな?に変わった。
人の心の距離の近さ、遠さ
通じたり、通じなかったり、
そういうのを、客が、汲み取らずとも舞台と同じ速度で感じられるようになったら、もっと萌えなんじゃないすか。
それがこのお芝居の課題、と思った。
で、それを担うのは、客演の方ではなく、まさしくこの劇団の方達だなあって思ったわけです。
充分面白かったですけどね。

 

女子の話をしておきたい
技術を武器に生きてる女性が多くて、男女対等っぽい世界です。別に棄ててるわけではなく実力があれば男も女も関係ないんでしょう。
穏行鬼と千鬼はペア、京子ちゃんと古賀くんがペアということになっていて、ほかにも一応繋がりがあるんだろうなと描かれる部分はありますが、なんか、さらっとですよね。
世間はそうではない。もっと女子女子した女子がうじゃうじゃいて、おとこであること、おんなであることを思い切り意識しながら生きてる。(惨殺されていく通行人とかはそういう世界ですね)
だから、この"きわん"の世界はそゆとこもファンタジーだなあって思う。

 

あとね、ヒーローショーって書いてた人がいたんだけど、後半のバトルはそれでしたね。
それぞれの相手が決まっており1対1の太刀合いを何回か繰り返して、後はお前だけだー!っていう、複数人ヒーローがいるときのヒーローショー方式。なるほどそうですね。

 

そのラスボス、千鬼の話。

劇中の12年前。…たぶん現在の現在から見るともう少し前。
どうやらあの心もとないツボが心もとなくなってしまったらしい。工事現場で壊れちゃったんでしょうね。
よみがえったのは、冒頭の白いの。千の鬼を生み出すともいわれる千鬼。
ママですね。パパかな。
下の段から霊鬼ちゃんがなついてくるので上の段にいる千鬼がその目線までしゃがむとこなど誠によき風情でしたな。霊鬼かわいいもんな。寄ってきたらゆるんじゃうよね。
こういうのがあるんで、一応自分の生んだものは慈しんでるらしいとわかります。

 

千鬼の衣裳はオフホワイトの袖なし羽織の下に、婚礼衣装の白無垢です。それを左前(普通と合わせが逆です。死に装束の着方)に着ています。
女物の裾を後ろに引きずる長さで、足元は白い地下足袋です。
その衣裳で立ち回り。
しかし、振袖だといっても、お姫様が小太刀を使うのとわけが違いますからね。
裾をからげて(脛が出るので、すね毛は剃ってました。←現場でしかわからないじゅうようなじょうほう)
振袖をどうにかして(時により羽織の内側に入れたりしてました)、上の段から飛び降り、下の舞台から這い上がり。
飛ぶわ転がるわの大騒ぎ。ごろんごろんするから、ウィッグではアカンと判断したんですかね。地毛を金髪にされていました。髪と地肌が心配ですw
舞台も走り回るには狭くて、これが平場でもなくて客席との間に20cmくらいの段差がある。
客席際際まで転がってくるし、見てる前で踏み外したよ。(相手の方が経験豊かな方でなかったら危なかった、と言ってた。こわいこわい)
実力発揮はよくわかる。でも衣裳関係なくあぶねえ。
そこに衣裳あれだもの。ほんとに、踏まないように、引っかからないように、毎日はらはらして見ていた。
(したら、カーテンコールで、上の段に上がってくるときに、踏んだ。やめてー。)

 

あの立ち回りにこの衣裳は、No thank you. Never again. です。

 

新郎…じゃない、対戦相手になる鬼縛衆の長、佐渡島は現代風のスーツに革靴。白無垢不利やん。
ぞろっとしたのは打掛にして脱ぐとか、袖は抜いて下の襦袢で戦うとか、せめてたすき掛けとか(脚出してたすきがけ、大掃除のようだ)
袴にするとかなんかあったんじゃないのかと思う。
気にせずに安全にアクションできるほうが、アクション自体に注力できるんじゃないですか。ね。

白いと言えば、顔が。ブロマイド(注:でかすぎる。舞台写真のアルバムに入らない)ご覧になるとわかりますが、眉までつぶした驚きの白さだったので、表情が見えないんですね。
初日の夜お見送り時、
ワシ「メイクしてないほうが顔が濃い」
せきね鬼「反論できないデス」
次の日の千鬼様は、白地に赤いラインの悪魔メイクみたいなので登場。私は昭和特撮の悪役かな?と思いましたが。それから毎日日替りで顔の隈取りが変わるという進化っぷり。
線があることで顔の筋肉の動きがわかる。顔芸の効きが全然違うもん。ずーっと顔でお芝居してるのでこれだけで千鬼ちゃんの印象全然違う。(7割何の顔かわかんないけど)
千穐楽だけ見られなかったー。残念。でもSNSにあげてくれてた。すごい線増えたw

 

キャラクターとしては、特にややこしくない悪ボスです。
千年も封印されてたのに、じんせい(ひとじゃない)たのしそうですね。
国を作ろう…とか思ったことはないので(当たり前か)その心理は見当がつきませんが、昔はもっと鬼がいたんでしょう。単純にもっと仲間がいたら楽しいな、ぼくごのみの世界にしたいなって思ってのことかもしれない。
この人の見習うべきところは不屈の精神でしょうな。どんな悪い状況にみえても、力の及ぶ限り次の一手を打ち続ける。
おともだち全部階段で送られても諦めない。綻びはないか、呼び戻せるか、手ごたえあり、よし!(とにかく顔芸)
だいたい、欄外で、現在フォーカスされてるのとは全く関係なく動いてるキャラが多い作品ですが、千鬼も例外ではなく、真ん中の話とは関係ないとこで自分のできることに尽力してるのです。
まー、わかんないですよ。なんの顔なのか。
Twitterにも書いたけど、DVD届いたら、これは何の顔?って聞く会をやりたい。

千鬼の芝居は席によって、見える見えないもありまして。
ここまで後ろなら通路での芝居も見えるかな?
でも、このあいだジャスト隣に止まったのもよかったな…なんて迷って、全部違う席だったと思う。後ろは見える範囲が広いけど、お客様のさまざまな生態が見えて集中力が切れてしまうんで、前が多かったです。

 

この役、たぶん、関根さんの使用法としてはだいぶ正解(ww)とは思います。1日目は少し温度低めにやってたのかと思うけど、2日目以降は、おおお、だいぶ頑張っちゃったなあっていう熱いもんがあって赤也(ヒーロー役)の時を思い出しました。
役的にそっちでいいのかはワカランw たぶん、ほかの人だったらこうはならんよ。
最初のかいだん屋の構想の時に、違う形で誘われたということを聞いてて、もしそうだったら、これはないんだなって思った。それもそれで面白かったかもね。

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ああ、そうそう、チラシのランダムサインは、とうとう関根さん出ませんでした。
一回も出たことないですわw